薬師寺を散歩
山浦龍
東京都
明治大学付属中野八王子中学校
中学校1年生
全体説明
よく小さいころに通ったなつかしの道、久しぶりに夏になってから歩き始めました。小さい時に歩いた時より少し短かく感じられる道、小さく感じられる公園…。少し違和感のある道…でも自然の姿は小さいころから変わっていない景色でした。頬に気持ちのよい風があたり、まわりには小鳥とせみの声が響き気分をリラックスしながら歩いていけます。
入ったらすぐに池が見えます。池には一木の橋がかかっていて、橋を通るとコイがよってきます。
池をこえると田んぼが見えてきます。田んぼの中にはザリガニなどが顔をのぞかせています。田んぼ道を歩いていくと水車が見えます。この水車から池や田に水を注いでいるのです。まわりは木や山だらけの公園…これがまたのどかな散歩のできる空間となっているのです。
観察ポイントごとの説明
ポイント1
正門からは下っていくのですが階段とスロープがあります。薬師池公園は高齢者が多いのですが、足腰が弱いので車椅子に乗せてお出かけする…と考える人もスロープがあるので気軽るにお出かけできます。
ポイント2
この橋は薬師池を2つに分断している橋です。この橋を渡っているとコイやカメがよってきます。片側には田えん風景が広がっています。その風景を見ているうちに心の中にやすらぎが生まれてきます。
ポイント3
池のまわりをまわっていると田の始まる景色の前に花畑がひろがってきます。いろいろなチョウがとび、小鳥が飛びまわっています。
ポイント4
まがりかどをまがると…そこには一面の田えん風景が広がっています。もうだうぶ育っていて青々としています。
ポイント5
田んぼを少し歩くと小川が流れています。用水路のようなものだと思います。その中にはいろいろな魚や、ザリガニなどの生き物がいます。僕は少さいころ、このような場所でドジョウやザリガニをとっていました。大きなザリガニは十センチ以上あって前から手を出すとはさまれてしまうので、ハラハラしながらつかまえていました。
ポイント6
さらに道なりに進むと、水車が見えてきます。この水車は池や、用水路に水を注ぐ大切な役目をはたしています。外見はいまにもこわれてしまいそうな水車でも、ちゃんと公園ために働いているのです。このような働きをしているものがすべて合わさってこの公園ができているのだと、つくづく思いました。
ポイント7
つき当たりのまがり片を右にまがるとすぐにベンチがあります。僕は妹とここで休みました。歴史を感じながら冷たいお茶を飲みました。ベンチに座っていると暑いはずなのに、なぜかすずしく感じられました。なんだか時が止まっているようにも思えました。しばらくして妹に「行くよ。」と声をかけられたのでまた歩き始めました。
ポイント8
ここは田んぼではない草原の横道です。少し下り道になっていて、トカゲやバッタなどがたくさんいます。びっくりしたのはゴソゴソと音がしたので見てみたら一メートル以上のヘビがいたことでした。
ポイント9
いよいよ散歩道も終わりに近づいてきました。でも、一番気に入っているのはこの場所です。なぜかと言うと座りながらカワセミが見れるからです。カワセミは全身を光らせながら獲物をまちぶせしています。何度か水面めがけて飛び立った時です。「あっ」僕と妹は思わず声を出してしまいました。カワセミが魚をくわえたのです。そして上を向いてパクリと丸のみしてしまいました。
ポイント10
もう出口は目の前です。“薬師池”と書かれた石塔の前で少しさびしさを感じながら最後の写真を一枚とりました。カモがプカプカと浮いています。僕と妹はもう一度薬師池を見て自転車で帰りました。薬師池はだれでも気軽に入れる公園です。息づまった時などに行ってみるとよいかもしれません。