緑いっぱい! 加古川ウェルネスパークを散歩
岸本真侑
兵庫県
兵庫県立大学付属中学校
中学校2年生
全体説明
加古川ウェルネスパークは、平荘湖や権現池などの水辺・山地や丘陵地が広がる豊かな自然環境のなかに位置しています。バスも通っており、JR加古川駅からは約20分で着くことができます。「ウェルネス」には「人」が「生きがい」を持って「健康で文化的な生活」を送れるようにとの要素が込められています。
施設は、緑に抱かれたかたちで、マシンジム、フィットネスプールのあるスポーツゾーン、クラシック音楽に最適なアラベスクホール、図書館があります。私は小さな項からずっとこの施設で遊んだり、ピアノ発表会をしたり、本を読んだりしていた記憶があります。
広い公園エリアで、木や土の匂い、風が運ぶハーブの香りに包まれて、ゆったりと歩くことも魅力です。四季の移り変わりのなかで五感を使うことの楽しさ、自然との調和を感じることのできるすばらしい場所です。
観察ポイントごとの説明
(1)
採集の森は、林間駐車場のとなりにあります。名前のとおり、「採集」ができる木などが植えてあります。
私が来たときは、まだ何もなっていませんでしたが、秋になると実り始めるそうです。
ミカン、モモ、クリ、カキ、ビワ、ブルーベリーが植えてあります。前を通ると、いい香りがしました。ミカンやクリ、ブルーベリーの花の甘酸っぱい香りがただよっていました。
(2)
少し歩いていくと、ハーブの丘があります。この丘には約50種類のハーブが植えてあるそうです。ハーブのいい香りがしました。
爽やかなミントやスッキリとしたローズマリーの香りにさそわれてたくさんの虫が集まってきていました。アゲハやハナアブ、ミツバチがみつをすっていました。
他には、バラ、オリーブ、ムスカリ、スイカズラなどの色とりどりの花たちがたくさん植えてあってきれいでした。
(3)
周りの木々をみながら歩いていくと、ラベンダーの丘にたどりつきます。ここには、たくさんのラベンダーが植えてあります。散歩道を上下に挟んで下部分にラベンダー上部分にワイルドフラワーが広がっています。
紫色のラベンダーがいっぱいに咲き、とてもいい香りがただよっています。
小さなワイルドフラワーは、赤や黄、ピンク色、色とりどりに花を咲かせ散歩を楽しませます。
(4)
ラベンダーの丘からは香りの丘が見えます。香りの丘には、とても良い香りのする花や木々が集まっています。
キンモクセイは、花が咲くのは9月なので、少し残念でしたが、緑の木はきれいでした。
近くに小川が流れ、その両側には深緑の木々が植えてあります。そこには、トノサマガエルや小魚がいました。トノサマガエルは大きな声で鳴いていて、見つけやすかったです。
(5)
ラベンダーの丘が過ぎたころ、目の前にとても大きな原っぱが見えます。これはピクニック原っぱといいます。原っぱ全体に、芝生が広がり遠足などで昼食をとるのに最適です。
原っぱからは、ウェルネスパーク全体の建物を見ることができます。アラベスクホールはここからみると想像以上に大きく、屋根が船をひっくり返したようなつくりになっていました。ウェルネスセンター棟や図書館棟も見え、いいながめです。
(6)
ピクニック原っぱには、大きな池があります。これが水辺の生き物池です。ここには、天気のいい日にはカメが出てきます。また、スイレンが咲き池はにぎやかです。
春になると、サクラが花を咲かせ池にはサクラの花が舞います。今は花は咲いていませんが、池に住む生き物を観察して楽しむことも出来ます。
私が来たとき、ちょうどカワセミが遊びに来ていました。
(7)
水辺の生き物池の反対側には、川辺の森があります。ここには、ベンチがありそれに座って自然豊かな景色を見て楽しむことができます。
池から流れてくる川をみるのも楽しいです。川の上には橋がかかっており、そこに立って川の中をじっと見てみました。
すると、アメンボが数匹泳いでいました。遠くから見ていると気がつかなかったけれど、こんな川の中にも生き物はいました。
(8)
図書館棟の前を通り、森林の道の中へ入っていくと、左手に瞑想の森があります。瞑想の森は不思議なくらいひんやりとした空気がありました。
森の中には、水車や石のモニュメントがありまさに瞑想のイメージにぴったりです。コブシやサルスベリ、モミジの木があり、セミがとまって鳴いていました。アブラゼミとミンミンゼミを見つけることができました。
(9)
瞑想の森にそって進むと、チップの敷かれた散歩道に変わります。そのとなりにリラクセィションの森があります。
アセビという変わった形の植物をみつけました。後で調べてみると、それには毒があったので少し驚きました。ナツツバキが風にふかれ、サワサワと音をたてていて、気持ちよかったです。右には、ウェルネスセンター棟の室内プールが見え、近くにキジバトがきていました。
(10)
チップの散歩道を歩いていくと、霧がたくさん出ている場所にたどりつきます。この霧は、丸い円の機械が一定の時間に出しているものなのです。霧が出されると、あたりはすぐに涼しくなります。とても気持ち良かったです。近くに、ツバキやカンツバキが植えてありました。
もう少し歩くと、シオカラトンボが飛んでいたり、バッタがいたり、虫が多かったです。そしてまた最初の場所に戻ってきました。