どんぐりコロコロ オポナカムラMap
三浦日菜
兵庫県
賢明女子学院中学校
中学校1年生
全体説明
私の住む加古川市のすぐ隣の加古郡播磨町の大中遺跡はとなりに公園があり、小さなころから家族でよく遊びに行く場所でした。
兵庫県立考古博物館もでき、土器、土笛づくりや弥生の布織り、まが玉づくりなどいろいろなイベントも体験できます。
木が多く、ベンチもたくさんあるので木陰で休みながら散歩する人の姿をよく見かけます。であいのみちはであいの森、JR土山駅につながっていて、別府鉄道軌道遺跡にもなっています。昭和59年に廃線となった別府鉄道のディーゼル機関車を展示しており、乗車することもできます。
歴史にふれながら自然がいぱいのこの場所は秋はどんぐりひろいが楽しめます。形や大きさが違うどんぐりやおちばひろいは宝探しのようです。
観察路の愛称となったオポナカ村は弥生語で大中村のことです。
観察ポイントごとの説明
(1)
パーキングから博物館へつながる狐狸ヶ池にかかる木の橋をわたり始めるとすぐ、ガマにチョウトンボがまう姿が見えます。青いきれいな羽を動かしながら水辺を飛ぶ姿はすずしげです。池一面にガガブタがうかび、白くて毛の多い花びらをたくさn咲かせていました。細い糸のようなとんぼも見かけました。あおいととんぼもガマの間を飛び回っていました。
(2)
橋のまん中辺りにガガブタの間から小さな動く物が見えました。よく見ると、カメの様です。頭に赤と黄色の模様が入っていたので、アカミミガメだと思いました。私の姿を見て、すこし離れたところからも私の足元に集まってきます。だれかが餌付けしているのでしょうか? 人間にとても慣れているように思えました。体長は20cm以上のものもいるぐらいに大きいカメばかりでした。
(3)
橋を渡りきるとウェルカムフラワーとしてサルビア、ニチニチソウ、マリーゴールド、ペチュニアのコンテナがお出迎え。館員の方の心づかいの気持ちがうれしい花です。夏の代表の花があざやかに咲いていると、私も元気に一日を過ごせそうになります。
(4)
博物館横の小道を歩き始めると、屋根付きのテーブルとベンチがあり、近所のおじいさん達が将棋をさしていました。道にまだ黄緑色の直経3cmのクリのイガを発見!! 風で落ちたのでしょうか? ほかにもパラパラとイガが落ちていました。イチョウの木もたくさんあり、秋には黄色いじゅうたんが辺り一面にできそうです。
(5)
博物館を過ぎ、体験広場の横を過ぎた辺りに、クワやマテバシイなど実のなる木がたくさんありました。アゲハやハチが飛び公園につながる東入口はハトの姿も見ました。大木が並ぶ場所だからアブラゼミやミンミンゼミもたくさんいるにぎやかなスポットなっていて、私の話しがとぎれるぐらいの大音量でした。
(6)
多目的広場の周りにはクヌギ、スダジイ、アラカシなどのドングリの森があります。丸い形のクヌギ、ぼうしがドングリのおふとんみたいに全体を包んでいるスダジイ、すこしぷくっと丸くなっている形のアラカシと秋には形をくらべながら散歩するのが楽しいと思います。
(7)
であいの道沿いを少し歩くと木々の緑の間からサルスベリのあざやかなピンク色の花が見えました。小さな花をたくさんつけた枝は、近くで見てもとてもかわいらしくて、木の幹はうす茶色ですべすべしていました。もう少し歩くとトチの木があります。トチの実は食用になり、もちやだんごにすると聞いてびっくりしました。モンキチョウも木々の間を飛んでいました。
(8)
復元された遺跡を横に見ながら少し歩くと、オニグルミ、ヤマモモなど実が楽しみな木がありました。食用の果実が多いのは弥生時代の食べ物を想像できるようにでしょうか? クスノキもウバメガシもたくさん植えられています。クスノキは木陰が大きくて、夏の散歩に涼しい陰をくれます。足元の芝もきれいに刈り取られ手入れが行き届いていました。たくさんの人達が毎日きれいにしているんだなと思いました。
(9)
遺構復元ゾーンの辺りには、復元竪穴住居跡が数ヶ所あり、木々と草地があります。木にはミンミンゼミやアブラゼミがたくさん集まって鳴き声がまじるとすごい音でした。いったい何匹のセミが集まっているのかなと思いました。
(10)
草地ではぎんやんまが群で飛んでいました。黄色っぽい羽の色がなんだかのんびりしたふんいきがするので、とんぼはこの大中遺跡にぴったりの昆虫だと思いました。近くに藤棚があり、青々と葉をしげらせていました。張るにはむらさきのきれいな花が咲くことでしょう。