野鳥いっぱい! ニコニコ散歩道 in 伊佐沼
今泉里彩
東京都
明治大学付属中野八王子中学校
中学校2年生
全体説明
ミーンミーンミーン…。せみの鳴き声は真夏の太陽の下で一層響いている。今日も沢山の人々に囲まれている伊佐沼。鳥達のさえずりと観光客の声が互いの声をかき消すようにざわついていた。
それは十日前の出来事から始まった。私は近くの図書館に来ていた。偶然私の市についての歴史が書いている本を読んできた時、伊佐沼についても書かれていた。伊佐沼は千葉県の沼に続く第二位の自然沼である。また縄文時代にこの沼は誕生したと言われている。私はこんな昔からある沼が私の市内にあることを嬉しく思う。こんな長い歴史の中で鳥や魚、花はどうしているだろう、と疑問に思い伊佐沼を舞台とした鳥のマップを作ろうと思った。
今、遠くの方で私を呼ぶ声が聞こえる。
「おーい! こっちに沢山いるよ。」
「はーい。」
しびれる電気を受けながら私は走り出した。
観察ポイントごとの説明
ポイント1
キジバトの腹にはたくさんの石が入っているよう。木の実や種子を食べている際一緒に食べるらしい。いつ、どうやってその小石をとるのだろうか? しかも大量にあるから重たくないのだろうか? と疑問に思う。刺身として好んで食べる人もいるらしい(笑)
ポイント2
集団の群となって行動していた。時々羽の毛づくろいをしていた。伊佐沼の沼にはアオサギの羽がいくつも落ちていた(笑) またたったままつばさを半開きにして日光浴をとても楽しんでいた(笑)
ポイント3
頭が大きくて胴が小さいカワセミは青色の毛皮がよく似合っている。「飛ぶ宝石」と呼ばれていて頭から水に飛び込む。その素早さといったらすごい。別名、「魚狩りの王様」と言われているらしい。二つとも良い名前ですごいと思った。
ポイント4
ピピッという鳴き声がとてもかわいらしかった。後でコンピューターで調べたところ、関東に多い鳥、水辺に多い鳥だった。埼玉県に多いということが意外だ。イカルチドリにとても似ている。
ポイント6
スズメは私の家でもどこでもいる鳥だが休憩している時にこぼしたカスを食べに机にきた。一見、そんなに近くまでこないと思っていたが手から数十センチメートルのところまできたのはびっくりした。友人からの話では庭の土の所に穴ほりをしていたとか…(笑) うそだと思うがこの内容はとても気になった。
ポイント7
十羽くらいの群になっている群があった。観察を一緒にしてくれた母が言うには五十羽くらいで群になっている時もあるらしい。私はその場面を一度も見たことはないが五十羽もいるならうるさそうだと思った。
ポイント8
インターネットで調べたところ魚類らしい。六十センチメートルのコサギがあの鋭いザリガニやゲロゲロと鳴くカエルを食べると知り勇気があると思った。物陰から獲物を追いかける、といった動作はライオンを私にイメージさせた。
ポイント9
カワウは稲など雑穀を食べ農家では困っているとか。それも一羽、二羽が来るのではなく数十匹、多いときには数百匹というカワウが一斉に農家を襲撃する。日本の小麦は十四パーセントしかないのにたくさんの小麦が食べられてしまのはかなり危険であると思う。改善していってほしい。
ポイント10
セグロカモメもコサギと同じで魚類を主食とする。この鳥は実際伊佐沼では観察することはできなかったが洋上に多く大群で洋上に浮いてねぐらをとったりする。
ポイント11
雑食性であり様々な食べ物を食べる。ミミズや両生類、昆虫、小麦、エンドウ、モモ、リンゴ、カキ…など。人間が好んで食べる果物もある。また人の手が入っていて、乾燥している場所を好む。
ポイント12
マガモは頭の一部が緑色になっている鳥である。行列(だいたい五羽~六羽)で並んで進んでいる姿はすごいと思った。時々、毛ずくろいをしていた。
ポイント13
コガモもマガモと似ていた。頭の色が茶色っぽい色だった。写真をとろうとコガモに近づくと「バチャッ」という音をたてて水面の中に消えた。気づくとその場所から離れて浮かんでいた。その速さといったらすごかった。とてもはずかしがり屋で人間が嫌いなのか、と思った。
ポイント14
昆虫をエサとする。昔、日本はツグミを捕獲し食用としていたが禁止となった。また日本には二十種のツグミが分布している。大きさはスズメぐらいだったのでスズメはなぜ食用としなかったのか、なぜあえてツグミを選んだのだろうかと疑問に思った。
ポイント15
一番多くいたのがこのカイツブリだった。深い沼(二百七十センチメートル)の中であんなに器用に泳ぐことはすごいと思った。また何羽かで丸く円のようにしていたときや列になって進むときに一羽だけ違う行動をしていたということが印象に残った。たいしてグループを気にせず自分の好きな行動をしていた。最後に、この経験を通し私は様々な鳥について理解できた。これを次に活かしたい。