砧公園の観察路2025
矢野結理
東京都
明治大学附属八王子中学校
中学校3年生
全体説明
砧公園は高速道路の隣にある緑であふれた公園です。道路から見ると木で覆われていて中の様子はわかりませんが、公園に入ってみると、きれいな芝が広がっています。野球場や美術館、広場などがあり、家族で訪れるのにぴったりなところです。春には桜、秋にはケヤキやイチョウ、モミジを見ることができ、訪れる季節によって色々な景色を楽しめます。夏は緑ばかりのイメージがある砧公園ですが、今回様々な動物や植物を観察することが出来ました。
そんな砧公園のポイントを11個紹介します。
観察ポイントごとの説明
<1バラ>
緑の木や芝に囲まれた道を進んでいくと、母子像を囲んだバラ園が見えてきました。夏の暑さのせいか、ほとんどのバラは枯れてしまっていましたが、唯一黄色いバラがきれいに花を咲かせていました。調べてみると、「ロサ・キネンシス」という、中国では漢方薬としても使われる伝統的なバラでした。
<2トチノキ>
バラ園を出て少し進むとトチノキを見つけました。緑色の実をならし、大きな葉をつけていて、今まで見てきた木とは少し違っていました。5月ごろには白い花を咲かせるそうで、一年中色々な姿を見られるのはとても魅力的ですね。トチノキは病害虫などには強いそうですが、排気ガスなどには弱いらしく、高速道路が近いところに立っているのが少し心配です。父によると、トチの実を使った「栃餅」というものがあるらしく、郷土菓子として栃木や岐阜で作られているそうです。私の大好きな信玄餅と似ていて、今度、日光に行く機会があればお土産として買って帰りたいです。
<3キバナコスモス>
チリリン広場を過ぎたところでたくさんのキバナコスモスを発見しました。色々な色がある花壇も美しいですが、すべてオレンジ色だけのキバナコスモスの花壇もとても美しかったです。強い日差しや感想に耐えられるそうで、花言葉は「野性的な美しさ」などがあり、とてもぴったりだと思いました。
<4アカトンボ>
川の近くにある芝生の広場で、たくさんのアカトンボが飛んでいました。この日は晴れていたので、青い空と緑の芝生の中を飛ぶアカトンボはとてもきれいでした。アカトンボは成熟したオスが赤色になるので、今回見つけたのはオスだと思います。普通はオスが赤くなるのは9月ごろですが、7月下旬で赤くなっているのは最近の異常な暑さのせいなのかもしれません。
<5ミンミンゼミ>
つり橋を渡ってシダレヤナギやエノキなどの名木を見ていると、ミンミンゼミを発見しました。公園を歩き始めてからずっと「ミーンミンミンミン」と鳴いていましたが、なかなか姿は見られなかったので、見つけたときはうれしかったです。昔はよく砧公園に来てセミの抜け殻を探して集めていたなと、少し懐かしくなりました。セミの大合唱を緑の中で聞くと夏を感じられて気分も上がっていいですね。
<6キキョウ>
たくさんの鳥を観察できるバードサンクチュアリまで行くと広い花壇がありました。大切に管理されていて、その中でも紫色のキキョウがとてもきれいでした。秋の七草の一つで、家紋に使われるなど、古来から日本で愛されてきました。最近は自生種が減ってしまったことから絶滅危惧種に指定されています。そんなキキョウを大切に育ててくださっている方々に感謝です。
<7ガイラルディア>
花壇の中にとてもきれいなグラデーションをしているガイラルディアが咲いていました。調べてみると花言葉は「協力」「団結」「明るい人柄」「きらびやか」などがあるそうで、太陽のような見た目にすごくぴったりだと思いました。飾ったら家を華やかにしてくれそうなので、今度花を買う機会があれば探してみようかと思います。
<8ヒマワリ>
花壇の中から飛び出しているヒマワリはとても夏を感じさせてくれました。太陽のような見た目をしているヒマワリが、太陽と向かい合っているのはとても絵になります。大きいものでは3mにもなるそうで、真っ直ぐに逞しく立っている姿を見ると、なんだか元気になりますね。
<9アゲハチョウ>
花壇の中をよく見ると、大きなアゲハチョウが止まっていました。赤や黄色、紫色などの花を好み、主に蜜を吸って生活しています。アゲハチョウが黒い色をしているのは、捕食者に対して警告するためのようです。虫取りなどをする私たち人間も警戒されているのかもしれないですね。
<10オナガ>
バードサンクチュアリの覗き窓から池を眺めると、「ギューイ、ギューイ」とオナガが鳴いていました。白色と水色の毛に黒い帽子を被ったようで、とてもかわいらしい鳥でした。実はカラスの仲間らしく、カラス科にはカラフルな羽を持つ鳥も多くいて、多彩な姿を持つグループだそうです。今回はオナガしか観察できませんでしたが、時間を変えて他の鳥も観察したいです。