夏の三ッ池公園自然路 ~幼い頃から親しんできた思い出の公園~
大森らら
神奈川県
明治大学附属中野八王子中学校
中学校1年生
全体説明
三ツ池公園は小学校1年生のときに遠足で行った思い出深い場所です。私はよく気分転換や息抜きをしたいときに、散歩しにきています。
三ツ池公園の最大の特徴は日本の「さくら名所100選」に選ばれていることや、面積29万7000平方メートルの公園で、「百樹の森」とも呼ばれるほど豊かな緑に囲まれていることです。私は幼い頃、家族とよく桜を見にきました。
いつも桜の咲いている春に訪れることが多かったので、夏にしか見ることができない植物や動物を観察して、新鮮な気持ちになりました。
観察ポイントごとの説明
<1 ソメイヨシノ>
三ツ池公園は春になると、ソメイヨシノやヨコハマザクラなど78種類、約1600本のサクラが咲き、3月下旬から4月上旬になると見頃を迎えます。桜が時期をずらして咲くため、長い間美しい桜を楽しむことができます。春には散った桜の花びらが池を埋めつくすほど多かったため、とても圧倒されました。今年は夏に行ったので、葉が青々と茂っていて、春とは違った夏の良さが感じられました。ぜひ皆さんも三ツ池公園の桜を見てみてはどうですか。
<2 ムクゲ>
ムクゲは夏に大きな花を咲かせる落葉低木です。ムクゲは耐寒性が強く、冬は落葉して越冬します。ムクゲは韓国の国花として有名です。ムクゲの色鮮やかなピンク色が派手でとても目立っていました。
<3 ヒマワリ>
緑の草原が広がったところに大きなヒマワリが埋めつくすほど咲いていました。改めてヒマワリを見て大きさに驚きました。ヒマワリは色が濃く、迫力があって、見ていて元気をもらえました。
<4 アカボシゴマダラとシジミチョウ>
アカボシゴマダラは後肢の外縁に色鮮やかな赤い斑紋があり、とても派手でした。東アジアに分布していて、外来生物にも指定されています。
シジミチョウはオスとメスで羽の色が違って、オスの夏型は濃い青で、春と秋型は明るい青です。メスは濃い灰色か暗い青です。私が見たのはオスの春と秋型だと思います。普段よく見かけるチョウですが、緑の草原にいるとより美しく輝いて見えました。
<5 アジサイ>
三ツ池公園はたくさんのアジサイが咲いています。また、三ツ池公園では、「アジサイ散策マップ」を配布していて、マップにはここに何の種類のアジサイが咲いているのかが分かるマップになっていました。私が絵にしたアジサイはミカワチドリという種類です。青色と紫色がきれいに混ざっていて、とても美しかったです。
<6 ブルーギル>
池をのぞくと、たくさんのブルーギルが泳いでいました。私は今までブルーギルを見たことが無かったので、実際に見てとても青くてきれいだなと思いました。しかし、ブルーギルは繁殖力が強く、生態系を乱すとされる外来魚で、今も三ツ池公園で定期的に駆除が行われているそうです。私はその現実を聞き、問題解決をしていかなければいけないなと改めて思いました。
<7 ウシガエル>
耳をすますとウシガエルの「グオー」という鳴き声が聞こえました。池を見ると、葉の上にとても大きなウシガエルがいました。初めてこんなに大きなカエルを見て、圧倒されました。
<8 アオサギ>
池にはたくさんの水鳥がいました。その中でも特に大きかったアオサギがいました。池の中の魚を食べていました。アオサギは「グワァー」と大きな声で鳴きます。アオサギは背が高く、脚も長いです。羽を広げると、160cm以上もの大きさになり、その姿はとてもかっこよかったです。
<9 カルガモ>
アオサギの他にカルガモがいました。カモは日本で30種類ほどいますが、ほとんどが冬鳥なので春夏にはいなくなります。しかし、春夏もいて普通に繁殖するのはカルガモだけだそうです。最初は葉の上で日浴びをしていましたが、その後勢いよく水に飛び込み、水中にいる魚や昆虫を食べていました。
<10 カワウ>
また、カワウもいました。体が小さくまだ子供のカワウのようでした。水面に浮いている状態のときはカルガモよりも体が沈んでいて、首から上までしか出していなかったです。時々池に潜って魚を頑張って捕ろうとしている姿がとても可愛らしかったです。