伊豆半島 思い出の道
辻夏望
奈良県
智辯学園奈良カレッジ中学校
中学校1年生
全体説明
毎年夏に私の家は旅行に行くことになっています。そして今年も、八月十四日から八月十八日まで旅行に行きました。行った場所は静岡県の伊豆半島です。伊豆半島の海には、シーグラスというガラスの玉のようなものがたくさん落ちているとパソコンで知りました。なので、それを見つけに家族みんなで、ホテルから海へ向かいました。この絵はそのとき通った道です。海までの道は思った以上に長く、途中で草むらや、大きな木、池など、たくさんのポイントを見つけることができました。その、それぞれ一つ一つのポイントに、バッタや、カブトムシ、トンボなどの、たくさんの種類の動物がいたのでびっくりしました。同じ種類の動物でも、いろいろ違った形や色をしていたので、面白かったです。この絵に描いているのは、そのとき動物がいた場所と、そこにいた動物の様子を表したものです。
観察ポイントごとの説明
1.まず、ホテルを出てすぐのところに、ショウリョウバッタがいました。ショウリョウバッタの大きさは、だいたい十七センチメートルくらいで、結構大きめでした。バッタは、エノコログサが好きならしく、そのショウリョウバッタもエノコログサがたくさん生えているところにいました。そのほかにも、小さいショウリョウバッタを背負った、おんぶバッタがいました。
2.ホテルを出て、山の方に向かっていると、池がありました。とても小さい池だけど、ハスの花や葉っぱが浮かんでいました。そこにとまっていたのがシオカラトンボです。大きさは十センチメートルから十一センチメートルくらいでした。そのシオカラトンボは二匹いて、一匹の後を追いかけるように飛んでいました。とてもすばしっこかったです。
3.山を登っている途中に空き地のようなところがありました。そこにはトノサマバッタがいました。大きさは、六センチメートルから七センチメートルの間くらいで、普通でした。その空き地には、たくさんの草が生えており、他にもアリなど、たくさんの動物がいました。トノサマバッタはとてもすばしっこく、つかまえることができませんでした。
4.山を下っている途中に草むらがありました。そこにはトカゲがいました。大きさは十センチメートルくらいで、少し小さめだったけれど、しっぽがとても長かったです。色は、濃い茶色や、薄い茶色の部分がありました。トカゲは走るとき、くねくね体を曲げて走ります。少し大変そうだけど、とてもすばしっこいのでとても面白いです。
5.草むらから少し下ったところに家がありました。その家のとなりにある木のところにいたのは、カブトムシです。大きさは七センチメートルくらいでした。樹液をなめているのかなと思ったけれど、樹液はありませんでした。カブトムシがとまっていた木は、クヌギの木でした。つやがあって、とてもかっこよかったです。
6.山を下り終わると、海が見えてきました。その海の近くにあった木にスズメがたくさんいました。大きさは八センチメートルくらいでした。スズメはたくさんいて、地面に落ちているものを食べていました。観察しようと近寄ると、すぐに逃げて行ってしまうので、残念です。色は、薄い茶色に、黒と色が混ざったりして、複雑な色をしていました。
7.スズメのいた木には、スズメ以外にもアブラゼミがいました。大草は、七センチメートルくらいです。そのアブラゼミは鳴いていなかったので、メスだったと思います。そのアブラゼミは一匹だけで木にとまっていました。私は、セミは土の中で七年も生きると聞いてすごいなと思いました。
8.出発してから一時間kぅらいかけてやっと海につきました。海の中ではたくさんの魚がいました。海へ入ってすぐのところには、リュウグウベラやクサフグがたくさんいました。とてもスピードが速く、つかまえられませんでした。深いところへいくと、オヤビッチャやクロダイ、ナマコなどがいました。オヤビッチャはあまりいなかったけど、クロダイとナマコはたくさんいました。クロダイは二、三匹でよく見かけました。
9.海を少し泳いだところにあった洞窟の中にはミドリアメフラシとイソスジエビがいました。ミドリアメフラシは十一センチメートルくらいあり、石と石の間に隠れていました。イソスジエビは、三センチメートルから四センチメートルくらいで、とても小さかったです。ミドリアメフラシも、イソスジエビも、どちらも周の色と同じような色をしていて見つけにくかったです。
10.いわばのところへいくと、フナムシがたくさんいました。一つの石に十匹くらいいたのでびっくりしました。そしてそこには、ガンガゼがいました。大きさは六センチメートルくらいでした。色はとても黒く、針はとても鋭かったです。岩場に住む生き物は、岩と岩の隙間や、岩の下にたくさん隠れていました。フナムシはみんな同じ場所に集まっていました。
11.海をはなれ、ホテルへ帰っていると、駐車場にカラスがいました。大きさは三十センチメートルくらいでした。色は全身真っ黒で、くちばしは、とても鋭かったです。カラスは道などに落ちている食べかすやゴミを食べていました。翼はとても大きかったです。カラスは二、三匹一諸にいました。大きな体をしているけれど、以外にすばしっこかったです。
ホテルから海へ行って帰ってくるまでで、たくさんの動物が一生懸命頑張って生きているんだなと、気付くことができました。ほんのわずかな道でも、注意深く観察することは無駄ではないと思います。