応募期間

今年の募集は終了しました。ご応募ありがとうございました。

受賞作品一覧
佳作
第30回 中学生の部

私の帰り道

西辻綾華

奈良県
智辯学園中学校
中学校1年生

全体説明

この絵は私の智辯学園から家までの道を絵描きました。

私にとって帰り道はホッとするひとときでもあります。帰ってから勉強をした後何をしようかなと考えるからです。もう一つは、四季によってにおいがちがうし、見られる生き物も色どりもちがいます。あるいていたら足元にいた、というのもテントウムシ、カエル、ダンゴムシ、クツワムシなどに多くあります。たまにシラサギなんかを見れた日にはうれしくなります。

こういうことがあるので、運動ぎらいの私でも楽しんであるくことができます。今回見つけられなかった他の生き物たちをまた帰り道でもみつけたいです。

観察ポイントごとの説明

1つめのポイントにはアオカナブンがいました。というより歩いていたら飛びながら私ぶつかってきました。しょっちゅう、見かけるので怖くありません。緑色に光ってきれいだなと思いました。触角にさわるとひっこめていました。しばらく手の上で遊んでいるとぶーんと飛びたっていきました。少しさみしくなりました。

2つめのポイントではアマガエルがいました。私はカエルも全然平気ですが、さわらないでみつめました。前にカエルの首からお腹にかけてを触ってみるとぷよぷよしていて、可愛く思いました。最近、車にひかれてしまったカエルをよく見かけます。さけられないのでしょうが、かわいそうだと思いました。このカエルはそんなことにならないでほしいと思いました。アマガエルだけでなくツチガエルもいました。目の横の黒い部分には少し毒をもっているそうです。

3つめのポイントにはクツワムシがいるのを確認できました。遠まわしに言ったのは、草むらで鳴き声だけ聞いたからです。チーチーとないていました。図かんでみたところ少し気持ち悪かったです。なんか大きかったので、望まないけれどみれたらみたいです。バッタはさわれるんですけどね。触角が異様に長くてびっくりしました。じゃまだとはおもわないのでしょうか。

次のポイントは4です。お地蔵さんの前でダンゴムシをみつけました。いっぱい足が生えていて体も太いのにつついたらすぐ丸くなるのがダンゴムシをみるたび臆病な生物だと感じます。コンクリートをこのんでいるのか、その付近でよくみられました。ダンゴムシを丸くさせていると小学校のときを思い出しました。一匹~三匹は可愛いけれど何十匹となると気持ち悪そうですね。

5つめのポイントで小さな黒いものが動いているのに気が付きました。その黒いものに近づいてみると、アリの行進でした。その行進は順番を守った規則正しい行進でした。その行進の先には、何かおいしい物があるのではないかと思います。でも、この暑い中その食べ物を持って運ぶであろう姿を想像すると自分たち人間がいかに楽に食事をとれているのかと、あらためて感謝させられました。

6、7、8、9のポイントでは水の上をスイスイと進むアメンボの姿が見られました。とても気持ちよさそうに水の上をすべっていました。

すぐ近くに水の中を泳ぐカワムツも目にはいりアメンボのように水面をすべるのと、カワムツのように水の中を泳ぐのと、どちらの方が気持ちいいのだろうかと想像しました。

また近くに風にゆれる草の上にトンボがとまっていました。首を回しながら、なにかを考えているようにも見えました。

魚や虫たちのいっぱいいる川にはそれを求めてやってくる鳥をよく見かけます。その中でも、一番おっきくまっ白なシラサギが、存在感を私に与えました。

10番めのポイントでは、草の生えた斜面の大きな葉っぱの上に見慣れたテントウムシが3匹いました。その3匹は鬼ごっこをしているように葉っぱの表や裏をいったりきたりしていました。とても忙しそうにみえました。

生き物が多く住める環境は人間にとってもすばらしい環境だと心から思い気付かされました。

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