応募期間

今年の募集は終了しました。ご応募ありがとうございました。

受賞作品一覧
佳作
第26回 高校生の部

はなちゃんの散歩道

井上祥代

兵庫県
賢明女子学院高等学校
高校1年生

全体説明

私の家の周辺は、山や田んぼばかりで、虫や動物や植物が沢山います。

春になれば桜がいっぱいに咲き、モンシロチョウやモンキチョウなど、さまざまな虫や、鳥が出てきます。

夏になれば、昼は頭がいたくなるようなセミたちの合唱、夜になれば田んぼや池のいたる所からいろいろなカエルの合唱、朝から夜までとてもうるさいです。

移に近ずくと、カエルの合唱は、コウロギやスズムシなどのオーケストラにかわり、とてもすずしくなります。

田んぼが広いため、いたる所にある外灯も、ぽつん、ぽつんと明るいだけで、外灯からはなれると、かなり真暗になります。雲が全然無く、月が新月の日などは、空一面に星があり、天の川までくっきり見えます。

ずっと空を見ていると毎日、流れ星が一、二個見ることが出来ます。

観察ポイントごとの説明

(1)ポイントは、私の家です。

私の家には、シマヘビ、ハチ、ハト、モグラ、ハグロトンボ、など多くの生き物がいます。初夏の時期、裏の畑の方を窓からのぞくと、黒い羽のすこし、かわった飛び方をするトンボが5匹ほど飛んでいます。私が今まで見てきたトンボの中で一番キレイなトンボです。朝になるとハトの夫婦らしき2羽が庭を散歩しています。どうやら庭の木に単があるらしく、ほぼ毎日散歩をしていてかわいいです。

 

(2)ポイントは、田んぼです。

田んぼには、アメンボ、タイコウチ、オタマジャクシ、ゲンゴロウなどがいます。でもある時期になると、とてもかわいらしいカモの親子が、気持ちよさそうに泳いでいます。

子ガモ達が親ガモを一生懸命に、追いかけている姿はとても心がなごみます。

私の愛犬のはなちゃんは散歩中に、カモ達を見つけたらダッシュで走って行くためカモ達は逃るんですが、またすぐに戻ってきます。

 

(3)のポイントは、五つ角の電信柱の下です。

そこには大量のシロツメクサがはえています。小学校の帰り道などでよく幸せを呼ぶ、四つ葉のクローバーを探しましたが、その場所は他の場所にくらべて十倍近く四つ葉の出現率が高いです。

一日に十五本くらい見つけて帰る日もありました。

一本見つかればどんどん見つかり、家の辞書の中にはまだ何本か入っているかもしれません。

 

(4)のポイントは、公民館ふ近の外灯です。

はっきり言って外灯は私のきらいな蛾が来るし、星が消えてしまうのでいらないと思ってました。でも外灯の下には、いろいろな種類のカエルが集まってきます。

アマガエルやトノサマガエル、イボガエルにヒキガエル、道に石ころのように沢山ちらばっていて、ケロケロいろいろな鳴き声で鳴いています。

 

(5)のポイントは、(2)と同じく田んぼです。

(2)と少し違うだけなんですが、(5)の田んぼのあたりは、春から夏にかけて夜の十時すぎ頃から、サファリパークになります。

そこには、タヌキ、キツネ、ノラネコ、イタチ、イノシシなどが田んぼにえさを求めて山から下りて来ます。でも一番多いのが鹿です。毎晩田んぼに、十数頭の群で山から下ってきます。子どもから、立派な角のはえた大人までいて、かなりのスリルです。

 

(6)のポイントは、今から十五年前くらいに建てられた高層住宅です。

住宅は夜も一晩中外灯がつきっぱなしで周りを山で囲まれているため、カブトムシやクワガタ、カミキリなどの昆虫には絶好の場所らしくうじゃうじゃいます。

外灯の下を見れば、カブトムシやクワガタがのこのこと歩いているので採りたいほうだいです。弟の昆虫採集の時は毎晩のように来て採っていきます。

 

(7)のポイントは、山に接している池です。

ここには多くのカエルがいます。

しかし、(4)のポイントでは聞くことが出来ないカエルがいます。それは、食用ガエルことウシガエルです。

実際に見たことは無いのですが、すぐそこにいるのはわかりやすいのでわかります。

近所の人はまだそのカエルを食べているらしく、私も一度食べてみたいと思いますし、まずその姿を一度見てみたいと思いました。

 

(8)のポイントは山の中の頂上くらいにある天満神社です。

天満神社は別名アジサイ神社と呼ばれ、いろんな種類でいろんな色のアジサイが咲いています。

この神社には多くのセミと、まるで宝石のようにキレイで色鮮やかなハンミョウやタマムシがいたる所にいます。

羽がとてもキレイなので落ちているものでもいつも拾って行きます。

 

(9)のポイントはこの地区一帯のみぞです。

みぞには、フナやドジョウ、ドンコウなどの魚がいますが(9)の場所は、他のみぞとは違い、オオカナダモがみぞをうめつくしていて魚たちにとって、隠れる場所に最適の場所です。なのであみをつかまえて反対側からあみに向かってみぞの中を歩くと、あみの中に数えきれないほどいろんな魚が入っています。

よく弟と採りに行きましたが、十五センチくらいありそうなフナをつかまえました。

 

(10)のポイントは田んぼと畑の間の道です。

この道はあまり通らないのですが、マムシがよく出る道で、近所の犬は散歩中にかまれたりします。

小学校のころこの畑でよく野菜を栽培しましたがその時、マムシが出て先生がペットボトルに入れて、みんなにシマヘビとマムシの違いがわかるように見せてくれました。

この道はいろんなヘビがでます。

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