応募期間

今年の募集は終了しました。ご応募ありがとうございました。

受賞作品一覧
佳作
第29回 高校生の部

太子町の神社・寺めぐりの散歩道

宮田ありさ

兵庫県
賢明女子学院高等学校
高校1年生

全体説明

この散歩道は太子町にあるたくさんの神社とお寺の中のいくつかをめぐることができる散歩道です。その中でも斑鳩寺は聖徳太子との関係もあって有名です。そこでは年に2回太子絵式が行われ皆がゆかたを着てお祭りへ出かけます。何人かのお笑い芸人も来られたりミスひまわりコンテストが行われたりと楽しいお祭りです。

 さて、この太子町は田舎なので自然はたくさんあります。今年の夏も蝉の声はすごいです。そこら中から聞こえてくるので人の声もかきけされそうになります。今回のコースは斑鳩寺からスタートです。昆虫が多く生息しています。春から夏の昆虫や夏から秋の昆虫今の時期は3つの季節の昆虫や植物がいる良い時期であると思います。多くの昆虫が集団で集っている場所を見つけてはチェックしていった、私のつくった散歩コースの紹介をします。

観察ポイントごとの説明

(1) 斑鳩寺を出発し、初めに見つけた昆虫は、アゲハチョウです。神社の周辺をひらひらと飛んでいました。このチョウはどんな昆虫であるかを辞典で調べてみると体重は70ミリメートル~100ミリメートルで生息地は低山地から平地の草地や人周辺にいて全国に分布しているようです。アゲハチョウは日あたりの良いしげみを好み、ツツジなどの花に集まります。

 

(2) 次はくまぜみを見つけました。日本一大きなせみであり、普通2週間生きます。体の特徴として背中側が金色の徴毛で覆れていて腹は白色と黒色と赤色を混ぜたような色をしています。私がみた時にはくまぜみの他にあぶらぜみもいました。シャーシャーとジージーとの音の合唱のようです。くまぜみとあぶらぜみが共存している地域では午前11時までくまぜみが鳴きそれ以降はあぶらぜみが鳴くという「鳴き分け」があるそうです。

 

(3) 太子町にある山に登っていくとカブトムシを見つけました。昼なのにみつを吸っていました。カブトムシは「昆虫の王様」であり子供に大人気の昆虫であります。頭部に大きな角があり、胸部にも小さな角がはえています。これは外骨格の一部が発達したものです。そして餌場やメスのとりあいに使います。大きさには個人差があり、幼虫時の栄養状態によるということです。山には多くの栄養素があるので大きな角を持ったカブトムシでした。

 

(4) 次にアオカナブンを見つけました。鮮やかな緑色で光沢があって山の宝石みたいです。成虫は6月頃から夏にかけて発生する。生息地は低山地から山地に限られ、コナラなどの樹液に集まる。果物の腐食したものにも大量に飛来する。普通のカナブンよりもメタリックな輝きを持つことと細長いことが違うところです。そのことから飼育している人も少ない。指にしがみつかれると非常に痛い。

 

(5) 畑の所で大きなアリを発見した。オオクロアリです。なぜこんな所に!? オオクロアリは開けた場所の乾燥した地面に好んで営巣します。なので畑とか林道などの他、公園や住宅地にも多く生息する。巣はあちこちにジグザグに通路を掘り進みその通路に1-2ずつ部屋をつくる。成熟した巣では深さ1m~2mで働きアリの数は千個体ほどに達する。私はすごい量だなと思い、巣にそんなに入っていたらとてもきゅう屈なことだろうと思った。

 

(6) テントウムシを見つけました。ナナホシテントウです。和名の由来は太陽に向かって飛んで行くことから太陽神の天道からとられた。テントウムシは物理刺激を受けると偽死をし体から腐い体液を分泌する。それでも寄生バチや寄生バエなどの天敵が存在する。テントウムシはアブラムシを食べてくれるので農業では役立っている虫です。

 

(7) クワガタムシは比較的に飼育しやすいことから古くからペットとしての扱いが一般化していたが、近年では開拓による生息地域の減少や採集により様々な環境問題が発生している。生活は森林に依存し、幼虫は樹木をはじめとする何らかの枯死植物を摂食して成長する。「大きなあご」を持つ昆虫である。世界では、千五百種も知られていて、最大の種類は体長120ミリメートルに達する。

 

(8) 道路ぞいを歩いているとジージーという音がします。アブラゼミです。アブラゼミと言う名前の由来は鳴き声がアブラを鍋で熱っした時にでる「ジリジリ」という音に似ているからです。他のせみと違って無透明な羽をもっているのが特徴です。アブラゼミは湿度の高い所を好むので市街地にはあまり生息しないです。確かに私が今住んでいる所よりも東京の市街地の方が静かでした。

 

(9) ミツバチは蜜原をみつけると単内の垂直な板の上でダンスを行い仲間に蜜原の距離と方向を教える。これは本能で行っている記号的コミュニケーションである。ダンスには蜜原が近い場合と遠い場合などでそれぞれふりが違っている。持ち帰った蜜は糖度の高い蜜から受け取っていき、低いものを持ってきたハチは待たされる。

 

(10) 鼻筋から耳にかけて褐色の太い帯が通っている。皮膚はつるつるした粘膜に覆われているがこの粘膜からは細菌などから身を守るための毒が分泌されている。手でさわるのには問題ないが傷ついた手でさわったり、その手で目や口を擦ったら激しい痛みを感じ目の中に入ると失明することもある。

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