応募期間

今年の募集は2025年6月1日 (日)から開始します。

受賞作品一覧
優秀賞
第42回 団体の部

生き物の世界 ~in佐鳴湖~

THINK(浜松学芸中学校 1年生5名)

静岡県
浜松学芸中学校
中学校1年生

全体説明

佐鳴湖の一番の見所は、一周するときの風景だ。東岸、南岸、西岸、北岸と順番に少しずつ進んでいくうちに同じ佐鳴湖でも別の世界が広がる。だから飽きることがない。また、風景とともにたくさんの生き物が見られる。一見ただの散歩道に見えるが、よく周りを観察すると、カニが大量にいたり、きれいな色のトカゲがいたり、カワセミが一瞬見えたり、その一つ一つの生き物に自分で気づくことでともてうれしい気持ちになる。そんな佐鳴湖は昔、汚い湖といわれていた。油やゴミが浮いていて生き物が見られなかった。でも佐鳴湖をきれいにする活動を行い、ようやく水遊びができるようになった。地域の中高生がボート部の活動をしている。それだけじゃない。カワセミやウグイスなどの鳥や昆虫、ニホンウナギなどたくさんの魚も見られるようになった。佐鳴湖を一周して色々な生き物を見つける楽しさと、自然の大切さを感じて欲しい。

観察ポイントごとの説明

<1野鳥観察舎>

野鳥観察舎では机とベンチがありのんびりと佐鳴湖を見ながら休憩することができる。そこには、鳥の種類がまとめてある看板が置いてあり、探しながら佐鳴湖を回ることができる。例えば、どんなカモの種類がいるかというと、ミコアイサ、マガモ、オカヨシガモ、コガモ、オナガガモ、ハシビロガモだ。実際に見たカモは、ミコアイサだ。このカモは強い雑食で主に魚類を食べている。オスはパンダのような模様で可愛い。

<2岩割広場>

岩割広場は、夏場の散歩中に自然の木陰にある石でできたベンチで休憩できることろがここのポイントだ。このポイントの近くに大きな花壇がある。そこには甘い蜜を吸いに、アゲハチョウ、モンシロチョウ、アオスジアゲハ、モンキチョウが来ていた。ちょうはストロー状の口で器用に蜜を吸っていた。ちょうはその口で匂いを感じることができるらしい。もし花の蜜を吸っているちょうを見たらぜひちょうの口元を見てみてほしい。

<3佐鳴湖の魚たち>

佐鳴湖は汽水湖だ。でも汽水と淡水が混ざり合っているため、汽水の魚と淡水に生息する魚の両方を見ることができる珍しい湖だ。南岸には漁師さんの舟が並んでいて潮の香りがちょっと漂っている。私が一週間前ぐらいに佐鳴湖にいったとき、止めてある船の前で漁師さんがバケツを見ながら話し合っていた。私はチャンスだと思い、佐鳴湖にはどんな魚がいるか聞いてみた。その方は、佐鳴湖の理事長さんとヨットの理事長さんだった。話を聞いたところ、佐鳴湖にはボラやアユ、アカエイ、ニホンウナギがいるそうだ。バケツのなかには50cm~60cmくらいの長さのウナギが3~4匹ぐらい入っていた。佐鳴湖につながる新川(にいがわ)が主な汽水の川で、佐鳴湖と浜名湖をつないでいる唯一の川だそうだ。試しに新川の近くの水と北岸の水をなめてみたところ、確かに新川の近くの水の方がしょっぱく感じた。

<4佐鳴湖漕艇場>

この施設は、おおきくてきれいだ。近くの中学校、高校のボート部が練習している場所だ。この周りには、短い雑草が生えていて、足を踏み出すと、クルマバッタがたくさんとび出す。ほかにも少し北に進んだ海岸沿いの少し高めの草むらで、オンブバッタ、ショウリョウバッタ、キリギリスが見られる。クルマバッタは近づくと、すぐに飛んでしまうけどショウリョウバッタやオンブバッタは、動きが鈍くて捕まえやすいことに気づいた。

<5野外ステージ周辺>

野外ステージは自然に囲まれた円じょうのステージであまり使われていない。お客さんがいなくても真ん中に立つとすがすがしい気持ちになる。ステージの周りにはたくさんの種類の木がある。夏休みにそこに行って、耳を澄ますと虫の声がたくさん聞こえてくる。特に聞こえてくるのは蝉の声だ。アブラゼミ、ミンミンゼミ、クマゼミ、ツクツクボウシの声が聞えてくる。ただでさえ夏で暑いのに蝉たちの声で倍暑く感じた。

<6ひょうたん池>

ひょうたん池とは、名前の通りひょうたんの形をした池だ。いきなり「も~」という大きな鳴き声が聞こえて見に行くと、メロンほどのサイズのウシガエルがいた。こんなに大きなウシガエルを見たのは初めてで驚いた。池の周りの木々にツル植物がジャングルのように茂っていた。たまにカワセミが来るらしい。そこではカワセミは見られなかったが、私たちは、そこでウグイスの「ホーホケキョ」というきれいな声を聞けた。

<7カワセミのすみか>

ここのポイントでは朝、夕方、水辺にカワセミがよく見られる。カワセミは濃い空色の羽と、おなかの太陽みたいな毛が特徴的だ。サイズは小さめで飛ぶのがとても速い。カワセミを見つけるポイントは、カワセミがいるとカメラマンが集まってくる。ここのポイントにいるカメラマンのカメラの先にはたいていカワセミがいる。邪魔にならないタイミングでどこに何の鳥がいるのか聞くといい。ぜひカワセミを見て欲しい。

<8木道>

ここは木道で周りには背の高いヨシが生い茂っていて、木道の下をのぞくと湿地が広がっている。湿地からは、少しずつ水が染み出ていた。そこにアカテガニと、クロベンケイガニの穴があった。穴からは赤や紫のはさみがのぞいていた。空を見上げると、アオサギが飛んでいた。青みがかった体に、長くて白い首が見えた瞬間アオサギだとわかった。水辺で魚やカエルなどの餌をまちぶせる姿が佐鳴湖でよく見られる。

<9佐鳴湖東岸せせらぎ水路>

ここは、人工的に作られた、水遊びができるところだ。夏によく小さな子が水遊びをしている。よく見ると群れで泳ぐクロメダカやゴリが隅っこの方にいた。ゴリは、地域によって呼び名が異なるハゼの仲間やカジカの総称で、クロメダカは絶滅危惧種に指定されている珍しいメダカだ。奥の深い方にはボラの赤ちゃんが群れになっていた。絶滅危惧種がいるこの環境を守っていかなければならないと思った。

<10木のトンネル>

佐鳴湖の東側の道は、周りにいろいろな木が生い茂り、木のトンネルとなり深い森を歩いているような気持になる。横に目を向けるとすぐそこに湖があり歩きながら佐鳴湖を一望できる。ここでは山鳩が水辺で水浴びをしていたり鳴き声を聞くことができたりする。水辺の杭のさきに、よくたくさんのカワウが止まっている。カワウは全身が黒い大型の水鳥で、魚を捕るのが得意だ。瞳がエメラルドグリーンでとてもきれいだ。

<11トンボパラダイス>

ここには、民家が近くに立っていてその手前にちいさな遊具がある。その周りの水辺にはたくさんのヨシが生えていて、その上をトンボがたくさん飛び回っている。佐鳴湖ではイトトンボ、コフキトンボ、シオカラトンボ、アキアカネなど様々なトンボがみられる。飛び回っているトンボの中から見つけた種類が、シオカラトンボとアキアカネだ。シオカラトンボは青みがかっていてアキアカネは、真っ赤でわかりやすかった。

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