応募期間

今年の募集は2025年6月1日 (日)から開始します。

受賞作品一覧
優秀賞
第42回 小学生の部

滝川第二中学校・高校 生き物マップ

福海博日

兵庫県
学校法人須磨学園 須磨浦小学校
小学校6年生

全体説明

滝川第二中学校・高等学校は、神戸市西区の緑豊かな丘陵地帯にあります。自然あふれる場所で、明石海峡大橋も見えます。敷地面積は16万㎡で甲子園球場4個分もあります。
裏門がわの小高い丘に「滝川二」の文字の形に作られた植木があり、春はピンクと白のツツジの花がさいてきれいです。全国レベルの部活動がたくさんあって、施設も本格的です。広い人工芝グラウンドには、たくさんのトンボが飛びかっていました。野球場は甲子園球場と同じサイズ、同じ方角で作られていて、ぼくは打たれた強いボールが、飛んでいるトンボに当たらないのかなと思いました。でもトンボは空中でよけるのがプロ級にうまいので、大丈夫だよね。と思います。
ぼくは、4年生の9月に初めて訪れて広い敷地内に色々な生き物がいるのを見て、ここで自然観察路を作りたいと思いました。それ以来、春4回、夏3回、秋2回の合計9回行ったので、見つけた事を紹介していきます。

観察ポイントごとの説明

<1パンジーとミツバチ>
正門の花だんのパンジーにミツバチがいました。ミツバチは殺虫剤の影響や自然が減った事で、数も減っています。ミツバチは、冬眠せずに越冬します。気温12度で活動するので、暖冬で温かい日には見ることができるかも知れません。
パンジーは、ハチ類やチョウなどの昆虫によって受粉されます。ミツや花粉は、昆虫の食料になって生態系を活動的にするので、お互いに助け合っていると思います。

<2ニホントカゲ(メス)>
正門から入って左の草むらにニホントカゲがいたので追いかけたら、石碑の看板の裏に逃げられました。しばらく待つと出て来て逃げ回るので、鬼ごっこ開始。夏の暑い日に僕は汗だくで、父と母がもう諦めようと言ったけど、セミの声に応援されながら頑張りました。最後はしっぽを自切して逃げられました。手の上でまだ動いているしっぽを見て、悔しさがこみあげたけど、トカゲは逃げきって、セーフ‼と思っているだろうな。

<3フクラスズメの幼虫>
5月にフクラスズメの幼虫を見つけました。色は黒、赤、黄色で派手です。色を見て毒をもっていそうだなと思ったので、警戒して触らないで観察しました。あとで調べると毒はないことがわかりました。鳥などの敵におそわれないように姿、形、模様を進化させたのだろうなと思いました。ぼくは、フクラスズメの成虫は見たことがあるけど成虫は地味なので、幼虫は似ていなくて、インパクト抜群で存在感があっておもしろいと思います。

<4セミ>
元気に鳴くクマゼミとアブラゼミがいました。ぬけ殻もありました。今年は異常気象で気温が高すぎて、近所でも例年7月に入ると鳴きだすセミが鳴かず、ぼくは、毎日心配していました。羽化に失敗したセミがたくさん落ちていて残念でした。夏は毎晩、セミの幼虫を見つけて羽化を観察しますが、今年はなかなか幼虫がみつかりません。温度が昆虫たちにも影響を及ぼすとはしりませんでした。
ぼくが幼稚園の時は近所はクマゼミだらけでアブラゼミはいませんでした。関東では見たけど、ここ数年で関西にもアブラゼミが増えて嬉しいです。でも今年の夏休みに東京で探したけど、クマゼミはいなくて、鳴き声も聞こえなかったので、生息域を広げたのはアブラゼミだけなのかな。他の地方でも変化があるのかな。
アブラゼミは茶色一色だと思われがちですが、羽の模様には緑の線が入っていてきれいです。絵に描いたのでぜひ見てください。

<5鳥の巣>
食堂のとなりの草むらに、鳥の巣が落ちていました。直径約10~15cm、深さ4~6cmほどで中はからでした。ぼくが思うには、イソヒヨドリかスズメか他の鳥かなと思いました。近くに木や巣の作れそうな物はなくどこから落ちてきたのだろうと不思議に思いました。
もしかしたら、どこからか巣が落ちてしまってその巣のひなをカラスが食べてここまで運ばれてきたのかなと思ったり、いろいろなことがうかんできて楽しくなりました。

<6オオミズアオ>
第二グラウンドと校舎の間の石段にとまっていて、羽が少し傷ついていました。初めて見て美しさに感動しました。アゲハほどの大きさで、羽は何ともいえないエメラルドグリーン、触覚は黄色、手足は赤紫。蛾が苦手な人でも好きになると思います。幸運の蛾と呼ばれているけれど、調べると成虫になると口がなくなって何も食べられず、1週間の命だと知って驚きました。その間に交尾して子孫を残せるのは、奇跡だと思います。

<7ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)>
池に外来種のミシシッピアカミミガメがいました。池にはヤゴ、ミミズ、ツチガエルもいたのでそれを食べていると思います。姿はなかったけど、アマガエルの鳴き声も聞こえたので食べられないか心配です。この池は水がない時期があったけど復活させたと先生から聞きました。
ぼくは頑張って入学して、生きものの環境による増減や変化、絶滅が心配される生き物の増やし方を調べたいです。

<8ニホンヤモリのフンと卵>
校舎の壁の隙間にニホンヤモリのフンがついていました。ヤモリもいるはず‼と探したけど昼間なので会えませんでした。この敷地内のどこかにいると思うとわくわくします。うれしすぎることに近くに卵も見つけました。ヤモリは2個ずつ産卵します。ここなら生きた昆虫がたくさんいて餌に困らないと思います。ぼくの家でもふ化に成功して赤ちゃんヤモリが2ひきうまれたことがあります。4cmぐらいの大きさですごくかわいかったです。

<9テントウムシの幼虫とさなぎ>
5月に大きな岩の上に数十ぴきのテントウムシの幼虫とさなぎを見つけて、ぼくは思わず歓声をあげてしまいました。岩の裏面にもたくさんいてすごくびっくりしました。もしエサがない場合、幼虫同士は共食いをしてしまいます。生きのびるためには、そうするしかないのだと僕は思います。地球上には、昆虫や植物がなければ人類は生きていけず、絶滅してしまうので、自然を守ったり温暖化の対策をしたりして共存することが大切です。

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