石神井公園 ぼくの虫とり探検ルート
岸潤一郎
東京都
練馬区立谷原小学校
小学校3年生
全体説明
ぼくは石神井公園によく虫とりをしにいきます。虫あみ二つ、虫かご二つを持って、いつも家ぞくで観察します。石神井池のまわりもいいですが、特におきにいりなのがひょうたん池や三宝寺池とそのまわりにあるくぬぎ広場などです。
春はチョウや鳥を観察し、夏はザリガニやトンボ、カブトムシ、クワガタ、セミなどたくさんの虫をつかまえて観察し、秋はどんぐりや松ボックリを拾い、冬はヒマラヤスギから取れるシダーローズとよばれるスギボックリを探したり鳥の観察をしています。
自然ゆたかな石神井公園は一年中探検したり観察できる大好きな場所です。ぼくは交通少年団に所属していて年に必ず一回は、石神井公園の清掃をしています。公園をきれいにしていつまでも自然を大切に守っていきたいと思っています。
観察ポイントごとの説明
<1ひょうたん池のまわり>
ひょうたん池のまわりは春から秋にかけてナミアゲハ、クロアゲハ、シオカラトンボ、コシアキトンボなどたくさんの生き物が生息しています。はんしょくのためにトンボが水辺でたまごを産むが他の生き物が食べるので自然の食物れんさを知ることができました。
<2ひょうたん池>
ひょうたん池はザリガニをとる子供がたくさんいて土日は特ににぎわっています。池の中には外来種のアメリカザリガニがたくさんいるので「アメリカザリガニくじょBOX」という物が設置されています。アメリカザリガニは水草を食べたり、水生昆虫の多くを全めつさせてしまうのでこれ以上増えないようにしなければいけないです。くじょBOXの近くにかんばんを立てて、アメリカザリガニとニホンザリガニのちがいや特ちょうをかいたポスターなどをはってザリガニ捕りをしている人たちに少しでも知ってもらうと、まちがえてニホンザリガニを入れずにすむのではないかと考えています。
<3くぬぎ広場>
くぬぎ広場はカブトムシやクワガタがたくさん生息しています。カブトムシやクワガタは夜になると活発に動き始めます。クワガタはくぬぎ以外にもシラカシという木にも出現します。近年はカラスが増えてカブトムシを食べてしまうので、よく頭だけが広場に落ちていて、かわいそうだなと思いました。
<4野鳥誘致林のまわり>
くぬぎ広場から野鳥誘致林までのルートは夏になると夜8時以降に、カブトムシやクワガタを見つけることができます。7月中旬くらいから夕方になると土の中からセミの幼虫が羽化のためにたくさん出てきます。見た目はこわいけど、羽化すると羽がとてもきれいです。羽がかたくなるまでは動きません。
<5三宝寺池まわり>
いろんな植物がたくさんはえていて、水鳥や野鳥がよく飛来してくるようです。カルガモ、カイツブリ、カワセミといった水鳥は季節に関係なく観察できます。冬はヒドリガモ、ヨシガモ、オオバンろとそうぐう率も上がります。双がん鏡やカメラをもっていくと楽しめます。
<6三宝寺池と浮島のまわり>
カルガモの親子が仲良く日なたぼっこをしたり、泳いだりしているすがたを見ることができます。三宝寺池の浮島は国の天然記念物に指定された「三宝寺池沼沢植物群落」がありトンボやたくさんの水生生物が生息しています。
<7水辺観察園近くの三宝寺池>
沼にはカサスゲがたくさんはえており、チョウトンボが出現することを確認しました。ヒラヒラとチョウのようにおそい速度で飛んでいます。石神井池の方にもチョウトンボの出現場所がありますが、三宝寺池方面ではここでしかまだぼくは確認できていません。アオサギやゴイサギも近くで観察することができますが、しずかに近づかないと逃げてしまうので気をつけて観察しましょう。