やつコミュニティーセンターのいきものマップ
池田陽人
千葉県
習志野市立谷津小学校
小学校1年生
全体説明
さいしょにみつけたのはニホンヤモリだった。2022年1月に、ならしのしやつにひっこしてきた。それまでふなばししにんすんでいて、よくむしとりをしていたので、どこにどんなむしがいるのかわかっていた。トンボだったらあそこ、テントウムシだったらあっち、チョウだったらあのこうえん。でもやつでは、いきものがどこにいるかしらない。そんなとき、木のうらでニホンヤモリをみつけた。すごくドキドキした。てのなかにそっともって、はしっていえにかえった。
「やつにもいきものがいる!」とおもった。目をきらんとさせたぼくは、いきものちょうさをすることにした。やつコミュニティーセンターのまわりは、サクラやマツやくさがいっぱいある。はんとしで50しゅるいいじょうのいきものをはっけんした。みんなにも、やつにはいきものがたくさんいることをしってほしいとおもう。
観察ポイントごとの説明
<1 サムライアリのしゅうげき>
うんどうかいのひ、サムライアリがクロヤマアリをおそっているところをみた。サムライアリは、クロヤマアリのまゆやようちゅうをぬすんですにもってかえった。サムライアリたちの、どれいにするためだ。25メートルもはなれているのに、なんでクロヤマアリのすをはっけんできたんだろう。そのつぎのひみたら、もうクロヤマアリのすはガランとしていた。
<2 フジのはなでおしょくじちゅう>
フジのはなでクマバチがかふんをあつめていた。クマバチは、きいろのもふもふのけに、みじかいはねがチャームポイント。フジにはアカボシゴマダラもきていた。アカボシゴマダラはがいらいしゅ。となりのふなばししではいっぱいみていたけれど、ここにきたらすこししかみていない。なんでだろう?
<3 ザクロをとおるジャコウアゲハ>
4月にザクロの木でジャコウアゲハをよくみかけた。チョウのとおりみちになっているのかもしれない。つかまえようとしたのに、はやすぎて、たかくとんでしまった。すごくくやしい。6月にオレンジいろのはながさいたから、ザクロだとわかった。ザクロのはなは、おとうとのてのひらのおおきさとまったくおなじだった。
<4 いしのしたのひみつ>
いしをひっくりかえすと、ミミズやダンゴムシやナメクジがいる。なつになってから、ニホントカゲやアズマヒキガエルをみつけられるようになった。アズマヒキガエルはとってもおおきい。いしのすきまからはいれないはずなのに、どうやってはいったんだろう。もしかしたらあなをほって、またうめて、かくれていたのかもしれない。
<5 どこにでもいるキマダラカメムシ>
やつコミュニティーセンターで、いちばんせいそくしているカメムシは、キマダラカメムシだとおもう。なんでかというと、1日で9ひきもみたことがあるから。キマダラカメムシのあしはどくをもつようないろで、きいろとくろのシマシマもようだけど、どくはない。いつも「きょうもいた!」っていってるくらいおおい。
<6 そっこうにいたニホンヒキガエル>
そっこうにニホンヒキガエルがいた。ニホンヒキガエルはおうどいろで、やつコミュニティーセンターにはいないはずなのにいる。つまり、こくないがいらいしゅということ。カやエサになるむしがいて、しめっているから、ニホンヒキガエルにはてんごくかもしれない。
<7 バッタランド>
ここにはいっぱいくさがはえていて、ショウリョウバッタやマダラスズがいる。だからバッタランドとなまえをつけた。いえでニホントカゲやニホンカナヘビをかっているから、エサのバッタをつかまえるため、バッタランドにいつもいっていた。けれど、ときどきくさをかられて、バッタがいなくなっちゃった。そのときはたいへんなじたい!7月になって、くさはあるのになぜかショウリョウバッタがいなくなって、ちいさなオンブバッタがみつかった。
ここではシオヤアブもはっけんした。シオヤアブはほかのこんちゅうのたいえきをすう。ハエをつかまえてたいえきをすっていた。
<8 ソメイヨシノのなつのおきゃくさん>
7月になってもぜんぜんセミがなかなかった。ようやくみつけたアブラゼミは、ヒヨドリがたべてしまった。けれどそのおかげで、やつコミュニティーセンターにもセミがいることがわかった。こんどはじぶんがセミをつかまえたくて、まいにちさがしにいった。ついに7月のおわりに、ソメイヨシノの木でアブラゼミとミンミンゼミをつかまえた。
<9 カワヅザクラのセイヨウミツバチ>
ふゆのあいだ、ずっといきものがいなかったけれど、3月にカワヅザクラがさいたおかげで、セイヨウミツバチをはっけんできて、うれしかった。セイヨウミツバチはとびながらミツをすって、とってもいそがしそう。ぼくがいてもきにせずに、はたらいていた。セイヨウミツバチは、ひとがもちこんだハチだけど、ニホンミツバチとあまりちがいがない。
<10 ヤブカラシのレストラン>
なつになると、ここにヤブカラシの木がはえた。ヤブカラシの木には、アオスジアゲハやジャコウアゲハがいっぱいきていた。なんと10ぴきいじょう!けれど、たかくてつかまえられなかった。ここはおとうさんのでばんだ。おとうさんがあみをふりまわして、ジャコウアゲハをつかまえてくれた。やった!
<11 テントウムシランド>
3月31日、バッタランドのちかくのコンクリートにナナホシテントウのたまごやようちゅうをみつけた。4月5日、ついにサナギになった!ようちゅうはちょっとしかいなくなって、いっぱいサナギになっている。ぶじにせいちゅうになったらいいなぁ。ここをテントウムシランドというなまえにしよう。
<12 ニホンヤモリのかぞく>
おなじがっこうの4ねんせいのおにいさんが「たけのつつのなかにヤモリがいる」っておしえてくれた。のぞいてみたら、たしかにヤモリがいる。たけをたたいて、すきまからとびだしたヤモリをつかまえるさくせんにした。そのさくせんで3びきゲット!やつコミュニティーセンターは、ヤモリのせいそくちなのかもしれない。
<13 ぼうさいそうこのおうち>
ぼうさいそうこのしたで、ニホントカゲのこどもをいっぱいみた。ちいさいのもいれば、すこしおおきいこもいる。ぼうさいそうこのしたにはいられたら、もうてがとどかなくてつかまえられない。ニホントカゲはとてもすばやい。ちいさいこどもでもシュッってうごく。ここはニホントカゲには、あんぜんなおうちなんだとおもう。