てっちゃんのさんぽ道
林路子
京都府
舞鶴市立福井小学校
小学校4年生
全体説明
わたしの自然観察路の名前は「てっちゃんのさんぽ道」です。「てっちゃん」とは、わが家でかっていた犬の名前で、二年前に死にました。てっちゃんのさんぽに行く時に、いろいろな生き物を見ることができました。
わたしの家の横は神社で、ふだん人があまりいません。古い大きな木がいっぱいあってちょっとこわい感じがします。神社のまわりは田んぼや畑で、その奥は山です。家の近くまでイノシシやサル、シカが出てきます。姿を見たことはないけれど、フクロウやクマがいます。田んぼのそばには小さな川がいっぱいあって、メダカやサワガニがいます。六月ごろにはホタルが飛んできれいです。夏はいろいろな種類のセミが朝四時ごろから鳴いてうるさいです。神社ではカブトムシやクワガタがたくさんとれます。秋にはいろいろな虫が鳴いて、神社にはいろいろなキノコが生えます。冬には雪が積もって、いろいろな動物の足あとが見れます。
観察ポイントごとの説明
ポイント1:神社
神社の中の観察ポイント。階段の横の木のすきまにミツバチが巣をしている。ミツバチだらけになる時があって、その時は近づいてもさされない。落葉の下にはカブトムシの幼虫がいる。大きな穴のあいた木があって、夜フクロウの声がする。木のかげをカラスアゲハが飛んでいる。神社からわたしの家にアナグマやヘビやイタチがやってくる。あちこちにいろいろなうんちがある。
ポイント2:危険な道
神社の横には小さな川が流れていて、トンボがたくさんいるヘビもいっぱいいて、毒のあるマムシとヤマカガシがカエルをねらっている。ヤマイモやワサビやクワの実があってとりたいけれど、あぶないので一人ではいけません。いろいろなクモが巣をしていて、ゴミがついています。ススキ野原があってボールみたいなカヤネズミの巣があります。キジがよくうろうろしています。
ポイント3:おいしい道
神社の奥の線路の近くでは、いろいろな実がとれます。まず木の上にはアケビが何こかなっています。下の方にはフユイチゴやシバグリがあっておいしいです。いつもイノシシがそこらじゅうをほりまくっています。水がわき出ているぬた場があって、動物の足あとがついています。秋にはアベマキの葉っぱがじゅうたんのように落ちて、大きなドングリがあります。
ポイント4:明るい田んぼ道
暗い山道を通り過ぎると明るい田んぼ道に出ます。カエルのたまごやイモリ、タニシが田んぼの中にいます。水路には、ドジョウやサワガニがいます。竹やぶの中ではウグイスが鳴いていています。ウグイスの姿は見つけられません。やぶにはウルシやハゼの木があるので、かぶれないように注意。春にはタラの芽をとって天ぷらにします。
ポイント5:わたしの家のまわり
さいきんアナグマがためふんをしてこまります。アナグマはみぞこの穴から出入りしているみたいです。イタチも走っています。神社がわの木の枝にはリスやキツツキもきました。じっくり見たいけれどすぐににげてしまいます。向かいの家には毎年ツバメが巣を作りにきて、電柱ではスズメが巣をしています。夜にはコウモリがとんでいます。