ぼくの住む町 小川町上横田のさんぽ道
島田 岳大
埼玉県
小川町立八和田小学校
小学校2年生
全体説明
ぼくは、きょ年くまがやしから小川町へひっこしてきました。お父さんの生まれたところです。小学校の近くでおかの上にあって、むかしよりいえがふえたそうですが、くまがやよりしぜんがいっぱいあります。
いえのにわにもバッタ、チョウ、カエル、トカゲ、ハチ、ムカデなどいろいろな生きものがいます。アりがぎょうれつをつくったり、ヘビが出てきたこともあります。朝、新聞をとりに行くと、いつもクモのすにひっかかってしまいます。夏の夜は、まどをあけると田んぼからカエルのこえがたくさんきこえてうるさいくらいです。ぼくは、いえのまわりや田んぼのちかくにどんな生きものがいるのかしらべようと思って、かぞくといっしょにさんぽをしながら、虫をつかまえたり、しゃしんをとってもらったりしました。名前がわからないものは、あとで図かんでしらべました。
観察ポイントごとの説明
(1)
ぼくのいえのうらの道を東に歩くと、じゃり道になります。そのさきに広場があります。そこは20年まえまでカイコのしいくじょだったところで今はちゅう車場とはらっぱとゴミをあつめるばしょにもなっています。
ぼくのお父さんは、子どものころ、ここでよくあそんでいたそうです。そこには、黄色いトンボと小さな青いチョウがいました。ちゃ色いバッタかイナゴのような虫もいました。
(2)
ひろばをぬけると、道がせまくなって森に入ります。ひるまなのにくらくて、おはかもあるので、ちょっとこわいです。道の左がわはすぎの林で、すがたは見えませんが、ヒグラシがたくさんないていて、すずしいかんじがしました。むかしは、ほかの木もたくさんあって、お父さんはここでカブトムシやクワガタをとったそうです。足もとにちゃいろい小さなカエルがいました。水がない森の中にカエルがいたのはふしぎでした。
(3)
きゅうなさかを下って森をぬけると、田んぼのちかくに出ます。そこには青いきれいなトンボがいました。つかまえようとするとにげますが、またおなじばしょにもどってくるのがふしぎでした。おかあさんが「なわばり」があると教えてくれました。ちかくの草むらにはカタツムリがいて、ぞう木林からはツクツクボウシのなきごえがきこえます。大きなこえなのに、すがたは見えません。
(4)
よう水ろの中には、アメリカザリガニ、アメンボ、トノサマガエル、小さなさかなや貝もいました。むかしはサワガニもいたそうです。ぼくはここでザリガニつりをしました。いとににぼしをつけるだけで、たくさんつれます。つったザリガニをそのままにしたら、カラスがとんできてくわえていきました。むかしは田んぼのちかくにはマムシがいたとお父さんがいっていました。こわいけどぼくも見てみたいです。
(5)
ぼくがかよっている八和田小学校には、校歌にも出てくる大きなくすのきがあります。3かいだての校しゃよりもたかいです。100年いじょうまえからあるそうです。その木にはアブラゼミがいました。ほかのセミはなかなか見つけられないのに、アブラゼミだけはすぐに見つけることができます。