生き物探しへ いざ出陣!!
石野秀将
千葉県
大多喜町立大多喜小学校
小学校3年生
全体説明
ぼくが住んでいるところは、千葉県の大多喜町です。大多喜城がそびえ、昔から城下町としてさかえていたそうです。山や川など自然がいっぱいの町です。
この散歩道は、赤ちゃんのころからベビーカーに乗って回っていたお気に入りの道です。
川ぞいには遊歩道があって、とても歩きやすいです。早朝や夕方には、犬を連れた人やウォーキングの人たちに出会います。
時々、より道もします。川まで下りて、石投げをしたり、ぴょんぴょん岩をわたったりしています。日によって、川の水の様子も変わるのでおもしろいです。
散歩をすると、春夏秋冬のうつりかわりをだれよりも早く感じられます。それに、春はフキノトウやノビルなどの野草、夏は赤いクワの実、秋は栗(道に落ちている)など、うれしい収かくのお楽しみもあって、ぼくはこの散歩道が大好きです。
観察ポイントごとの説明
(1)
ぼくの家には、よく虫がやってきます。今年、見つけてびっくりしたものが3つあります。まず第3位はオニヤンマ。目の前をスーッと通りすぎました。第2位はコブナナフシ。茶色っぽい体なので、枝にそっくりでした。第1位は、セミの幼虫。まさか、わが家の庭にいたなんて。ぶじに、う化した時には、思わずはく手してしまいました。
(2)
なんと、会いたかったカワセミをついに発見。それも2羽。音にびんかんなのか、足音にもすぐ反応するみたい。川の水面をとんだり、枝に止まったりをくり返して、行ってしまいました。カワセミがずっと住めるようにいつまでもいすみ川がきれいであればいいなと思います。
トンボにもなわばりがあるのか、ここにだけハグロトンボの集団を見かけました。
(3)
坂を下って、川原の原っぱを歩きます。川の水面をいろいろなトンボが行きかいます。
春になると、なの花やポピーが毎年たくさんさくので、原っぱは、虫たちの楽園になります。
シダレヤナギの方から、セミの大合唱が聞こえてきました。見ると、アブラゼミがびっしり止まっています。ヤナギのしるは、おいしいのかな。
(4)
坂を上って、左にサトザクラ、右にイロハモミジの道をぬけます。少し開けた広場があって、ここでもたくさんの虫を見ることができます。クロアゲハをつかまえようと思ったけれど、ぼくの小さい虫とりあみではむりでした。ゆうがにとぶすがたを見ていると、つかまえない方がいいかなとも思ってしまいます。
(5)
畑を横切ると、おどろいたバッタたちが、ぴょんぴょんとびはねて、こちらもびっくり。
忠勝公園へは田んぼのわき道を通ります。春には、オタマジャクシやザリガニが出没します。このあたりは、農薬を使わない田んぼだからだそうです。
見晴らし台からは、美しい大多喜城が見えます。400年前の大多喜はどんなところだったのかな。歴史と自然がのこるこの町に住んでいてよかったな。