応募期間

今年の募集は終了しました。ご応募ありがとうございました。

受賞作品一覧
佳作
第26回 高校生の部

力の散歩道

藤川昴樹

徳島県
徳島県立城南高等学校
高校2年生

全体説明

ここは、香川県観音寺市池之尻市に位置する場所です。私が紹介するコースは、祖母の家で飼っている犬との散歩道、力(リキ)の散歩道です。

 祖母の住んでいるあたりには水田がたくさんあります。秋の収穫の時期になると、稲穂の黄色であたり一面が黄金色に染まりとてもきれいになります。散歩している時には、いろいろな生き物と遭遇し、季節によって遭遇する生き物がかわるので周りを観察しながら楽しく散歩できます。このあたりにはあまり気が生えていなく標高の差があまりないので辺りを広々と見渡せられる事ができ、すがすがしくなります。後半のコースでは、瀬戸内の気候で降水量が少ないため、私の住んでいる徳島ではなかなか見られない、ため池があります。力との散歩を終えてからお互いに食事が待っているので、楽しみながらかつわくわくしながら散歩しています。

観察ポイントごとの説明

ポイント一

垣をはさんで家の隣に草むらがあります。夏はそこに蚊がたくさんいて家の隣にあるので少し庭に出ただけで二、三ヵ所刺されてしまいます。カマキリやトノサマバッタがいて、小さい頃、虫よけスプレーだけでは防ぐ事ができず、蚊にたくさん刺されながらも昆虫採集に夢中になっていたものです。

 

 ポイント二

 家から五から十分歩いていくと、黒嶋神社があります。夏の昼から夕方にかけてはセミがたくさん鳴いていて通りすぎても耳に残る感じがします。周りは木がたくさん生えていて夜になると木の蜜を吸いにカブトムシやカミキリムシなどが集まります。たまにゴキブリやハチが来ていてびっくりします。ここは、散歩道にしても良いし、夜にカブトムシとりに来ても良い所です。

 

 ポイント三

 黒嶋神社の背の方の道にでると細い道になります。八月の下旬頃、夕方頃からコオロギのオスやスズムシなどの鳴き声がとてもよく聞こえます。夏の夕方の少し涼しくなった頃に散歩すると、鳴き声が心地よく、より涼しくなり散歩がもっと楽しくなります。

 

 ポイント四

 ポイント三を過ぎると二十分ぐらいまっすぐな道になります。この道の隣には高速道路があり、間には草木があります。その中に、コマツヨイグサ(小松宵草)やペラペラヨメナ(ぺらぺら嫁菜)があります。コマツヨイグサは夕方ぐらいから開花しはじめます。ペラペラヨメナは花弁の盛りが過ぎると赤く変化します。白だけのときや白と赤が混ざっているとき、赤だけのときがあり、時期ごとに楽しめられます。

 

 ポイント五

 まっすぐな道を曲がって五分ぐらい少し坂になっている道を歩くとため池に行きます。カメやフナがいて、ため池の近くの道を通っていると、カメやヘビに遭遇することがあって、私と力共に興奮したことがあります。カメには脊椎動物唯一、肋骨(甲羅)の内側に肩帯があるそうです。

 

 ポイント六

 ポイント六は祖母がしている畑です。私は、散歩ついでによく見に行きます。みかんの木を植えているので、アゲハチョウがよく見られます。畑仕事を手伝っている時には、土壌改良をしてくれるミミズやたまにモグラを見られることがあります。モグラは畑を荒らしてしまうことがあるから、他の場所へ移動させます。

 

 ポイント7

 力の散歩道、最後の観察ポイントの祖母の水田です。ここも畑と同じく散歩ついでに状態を見に行きます。水田の隣には用水路があり、ザリガニがいて、ザリガニ釣りができます。水田には、カブトエビが見られます。カブトエビは生きた化石であり、水田の雑草を食料として、水田の除草をしてくれます。米に実がついた頃にはスズメが食べに来るので対策をしたり、手をたたいて防ぎます。

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