緑の香る道
濱田麻未
徳島県
徳島県立城南高等学校
高校2年生
全体説明
私が今回観察路として選んだのは、いつも私が犬の散歩をしたり、気晴らしに散歩したりするお気に入りのルートです。
このルートは大通りから少し入ったところにあるので、車の通りは少なく、大通りの交通量からは想像できないほどののんびりと穏やかな所です。
一見すると田んぼが広がっているだけなのですが気をつけて見てみると、たくさんの生き物を見ることができます。
また耳をすませばさまざまな虫たちのコーラスを聞くこともできます。
観察ポイントごとの説明
(1)
春になるとオオバコやタンポポその他にも黄色やピンクといった色とりどりの小花をつける植物がたくさん生えてきます。その花たちを目当てにモンシロチョウなどのかわいい生き物も見られます。
(2)
ここは近くを流れる川とつながる用水路のようになっており、水の深さもなく、ゼニガメやミドリガメが甲らを乾かしている姿を見ることができます。
(3)
ここは大きな田んぼが広がっており、春のまだ稲が植えられていない頃にはホトケノザなどの小さな花をつける
かわいらしい花が咲きます。
また秋の稲穂が育つ頃にはハトやスズメなどが米をつつくために群れを作りやってきます。
(4)
この小川は流れは速いのですが、よくのぞき込んでみると、大小さまざまなメダカなどの魚が群れを作り、まるで追いかけっこをするようにスイスイ泳いでいきます。
(5)
春先にここでは周り一面レンゲの花が咲き誇ります。まるでピンク色の巨大なカーペットがしかれているかのような美しい景色を見ることができます。
(6)
この水場では川底に石がごろごろと転がっており、水草も生えているのでその影にじっと身をひそめているザリガニがいます。泳いでくるメダカなどをえさにしています。
(7)
春頃にはオタマジャクシ、初夏には立派に成長したカエルが生活しています。
だんだんと成長するオタマジャクシを観察できる絶好のポイントとなっています。
(8)
この原っぱでは背の高い草が生い茂っており、時々花の蜜を探して飛んでいるスズメバチやミツバチを目にします。秋にはススキなども見られます。
(9)
ビニールがハウスが立ち並びたくさんの野菜やフルーツが育てられています。この草むらにはカラスノエンドウなどの雑草も生えているほか、大きな木もあり、セミたちの合唱が聞こえてきます。
(10)
閑静な住宅地ではありますが、あちらこちらの軒下にツバメの巣が作られ、巣の中では赤ちゃんツバメが上を向いて口をパクパクさせて親鳥がえさを運んでくるのを待っています。