風香るかつらぎの道 街路樹四季マップ
市川日菜
奈良県
智辯学園奈良カレッジ中学部
中学校1年生
全体説明
私の住んでいる真美ケ丘ニュータウンは、丘陵地を切り開いた街です。そのため、もとからある自然は少ないのですが、公園が多く作られたり、たくさんの街路樹がうえてあります。私が通学路として利用している道にも街路樹がうえられています。いつもは自転車でさっと通りすぎている道をゆっくり歩いて観察しました。
どの木も葉がおいしげり生き生きとしていました。途中、木かげで休けいしながら観察し、十三種類の木を見つけ、葉や木の形から名前や特徴を調べました。常緑樹が一番多かったのですが美しい花が咲くもの、実がなるもの、また、紅葉するものも中にはありました。これならいつの季節に歩いても楽しめると思います。ゆっくり歩いて観察し、調べてみるととてもすてきな道だと思いました。これからは、季節によっていろいろな変化を成しとげていく木を毎日観察しながら通学したいと思います。
観察ポイントごとの説明
1. 「ヤマモモ」
ヤマモモ科ヤマモモ属の常緑樹で関東地方南部から沖縄に分布し、暖地の低山にふつうに生える。高さは五メートルから十五メートルで観賞期は周年。三月から四月に赤い花が咲き六月に径二センチメートルの赤い果実がなる。私は小学生の時に食べてみた事があるが、その甘酸っぱさが記憶に残っている。
2. 「ソメイヨシノ」
バラ科サクラ属の落葉樹で非常に多く植えられているサクラの種類。高さは十メートルから十五メートルで観賞期は周年。花は三月下旬から四月です。今年はソメイヨシノの開花がおそく、入学してから毎日のようにソメイヨシノをみながら通学していました。
3. 「シラカシ」
ブナ科コナラ属の常緑樹で東北地方南部から九州に分布し、低山に点々と生え特に関東地方に多い。高さは二十メートル前後で観賞期は周年。花は五月に咲き雄花は長さ五センチメートルから十二センチメートル、雌花は三から四個の花が穂状につく。果実はドングリといわれ長さ十二センチメートルになる。
私はドングリのなる木がシラカシという名前だったことを知らず、おどろいた。
4. 「クスノキ」
クスノキ科クスノキ属の常緑樹で関東地方から九州に分布する。暖地の低山に点々と生え、高さは十五メートルから三十メートル。
観賞期は周年で黄色い花が咲き、黒紫色の実がなる。
クスノキは開いたことのある名前だったけど、見たことがなかったので観察できて良かった。
5. 「アベリア」
スイカズラ科アベリア属の半常緑性低木で観賞期は周年。花はうすいピンク色でラッパのような形をしていて、六月から十一月に咲きます。木の高さは二メートル程の小さな木です。
このアベリアは私の家の庭にもうえていてちょうど今、うすピンク色の花がきれいに咲いています。
6. 「ハコネウツギ」
スイカズラ科タニウツギ属の落葉樹で北海道南部から九州に分布する。根元近くからよく枝分かれして、高さは二メートルから五メートルになる。海岸近くに生えていることが多く花は五月から六月に咲き、咲き始めは白で次第に紅色に変化する。私はこのハコネウツギという名前を初めて聞きましたが、花の色の変化を一度見てみたいです。
7. 「キンモクセイ」
モクセイ科モクセイ属の常緑樹で中国原産。
観賞期は周年で高さ三メートルから六メートルになる。九月から十月にかけて橙色の花が咲き、キンモクセイ独特のいい香りがする。
私の家の庭にもキンモクセイを育てていて毎年九月になるとキンモクセイのいい香りがする。
8. 「シャリンバイ」
バラ科シャリンバイ属の常緑樹で東北地方南部から沖縄に分布している。観賞期は周年で、根元近くから枝分かれし、高さは一メートルから四メートルになる。花は五月頃に咲き、梅に似ている。
シャリンバイは由来が葉や枝が車輸状につくということからということを知らなかったのでとてもおどろきました。
9. 「トサミズキ」
マンサク科トサミズキ属の落葉樹で、街路樹としては全国で見られるが、自生しているのは高知県の低山に限られる。観賞期は三月から四月で高さは二メートルから四メートル。
土佐にしか自生しないことからトサミズキと名付けられていることにおどろきました。
10. 「モッコク」
ツバキ科モッコク属の常緑樹で関東地方から沖縄に分布している。観賞期は周年で幹は直立しており、高さは五メートルから十メートル前後になる。六月から七月にはクリーム色の花を咲かせ、秋には赤い果実をつける。
このモッコクは近所でよく見かけるけど名前は知らなかった。
11. 「アセビ」
ツツジ科アセビ属の常緑樹で、東北地方南部から九州に分布する。根元近くから枝分かれし、ふつう高さは一メートルから三メートルだが時には五メートルにもおよぶ。花は二月から四月に咲く。
このアセビは名前を聞いたこともなく見たこともなかったので観察できてよかった。
12. 「サツキツツジ」
ツツジ科ツツジ属の常緑樹で関東から九州の川岸に分布する。高さは一メートルから二メートルで花は五月から六月に咲き朱色だが最近はマルバサツキとの雑種で紅紫色の花も多い。
この花は小学校の時の通学路のわきにうえてあり、よく友達といっしょに中のみつを吸ったことが記憶に残っている。
13. 「ネズミモチ」
モクセイ科イボタノキ属の常緑樹で関東地方から沖縄に分布する。根元近くから枝分かれし、高さは二メートルから五メートルになる。六月頃には白い花をつける。
このネズミモチはみたことはあるが、聞いたことのない名前だったので観察して良かったと思う。