ウェルネスパーク加古川の自然の宝庫
西浦凛花
兵庫県
賢明女子学院高等学校
高校1年生
全体説明
私はウェルネスパーク加古川を散策しました。ここにはフィットネスジムや音楽ホール、図書館などの施設が集まっていて、訪れる人の年齢層が広く多くの加古川市民に愛されている娯楽施設です。施設の周りには池や森林、花畑など自然やたくさんの動物がいました。私は小さい頃からここに来て、川で遊んだり魚を捕まえたり芝生で縄跳びをして遊ぶのが好きでした。今回の散策で今まで足を踏み入れたことがない道を通ったり、いつも歩いている以上に植物や動物を探しながら歩いたり写真を撮っていると、普段何気なく歩いていた道がいつもより楽しくわくわくしました。今からこのウェルネスパーク加古川に住んでいる自然の宝庫たちを紹介します。
観察ポイントごとの説明
＜１ハーブの丘＞
駐車場から階段を降りてすぐに広がるのがハーブの丘です。観察路には紹介しきれないほどの種類のハーブが植えてあり、８月に咲いている花や印象に残った花を中心に描きました。歩いているとハーブの香りがよく香っていてハーブに触れると手にも香りがついてとても癒されました。ハーブの香りに釣られトンボも花に止まっていました。
＜２ラベンダーの丘＞
私が散策をした時期はラベンダーが咲く季節より少し遅れていたので、残念ながらラベンダーは咲いていませんでした。しかし、ラベンダーの丘は花壇が３層に分かれていて一番高い場所にはベンチがあり、そこからピクニック原っぱや香りの丘、ホールが見えてとても開放的でした。ラベンダーが咲いている時期に行けていれば、もっと綺麗な景色を見ることができていたと思うので、もう一度７月中旬頃に行ってみたいです。
＜３ピクニック原っぱ＞
ピクニック原っぱは芝生で、ショウリョウバッタとオンブバッタの２種類のバッタがいました。ショウリョウバッタを捕まえた時、いつも捕まえているオンブバッタより少し大きいなと疑問に思ったので家で調べてみると、オンブバッタは羽の内側と先が赤くなっており、ショウリョウバッタはオンブバッタより20mmほど大きいので今度捕まえてみた時にどちらか確かめたいです。
＜４水辺の生き物池＞
ピクニック原っぱの周りを囲むように池の水が流れています。水の中を覗いてみるとハス、アメンボ、ミドリガメがいました。私は水辺には蟻がいないものと勝手に思い込んでいましたが、ピクニック原っぱから図書館棟に渡る通り道の石の側面の水面に近い所を、蟻が行列を作りながら巣に歩いていたので衝撃を受けました。
＜５ウェルネスセンター棟前の花壇＞
ウェルネスセンター棟の前には花壇があり、真ん中には大きな木が一本生えています。木のそばには２つの小さな椅子が置いてあり、周りにはミモザという植物が植えてありダンゴムシがいました。この花壇は「どうぞの椅子」という絵本を思い浮かばせるような、どこか懐かしい花壇のように感じました。
＜６瞑想の森＞
瞑想の森はウェルネスセンター棟の裏に広がっていて荻が生えていました。私は最初の見た目が似ているのでススキだと思っていましたが、母がススキじゃない気がすると言っていたので調べてみると、ススキにそっくりの荻でした。ススキにはノギと呼ばれる刺状の毛があるそうで見分けるのが難しいです。
＜７アシナガバチ＞
体調12～26mmのハチで、私はハチが怖いのでハチを見つけるとすぐ走って逃げ回ることが多かったのですが、おとなしい性格をしていて攻撃をしない限り刺してくることはないそうです。
＜８ウズバキトンボ＞
寿命は1ケ月で長時間・長距離の飛行ができるトンボです。色が鮮やかで近づくと飛んで行ってしまうので近くでは見られなかったのが残念でしたが、初めて見た種類だったのでとても嬉しかったです。
＜９アブラゼミ＞
アブラゼミは他のセミに比べて色が茶色いので種類が見分けやすいです。アブラゼミの名前の由来はアブラゼミの鳴き声が油で揚げ物をする時の音に似ているからで、上を見ていると蜘蛛の巣に引っかかったアブラゼミが蜘蛛の餌になっていて、蜘蛛の巣に引っ掛かればいくら飛ぶことができるセミでも身動きが出来なくなっていました。蜘蛛の巣はどこにでも見かけるものなのに、実はすごいものなんだなと驚きました。
＜10メダカとゲンゴロウ＞
メダカを見た場所は池の中でも端の方で、ラベンダー畑からピクニック原っぱに通じる橋があり橋より右側は水深が浅くメダカが沢山いて、左側は水深が深くゲンゴロウが沢山いました。メダカがいるゾーンにはゲンゴロウはおらず、逆にゲンゴロウがいるゾーンにはメダカはいませんでした。メダカは浅い場所が好きで、ゲンゴロウがいる場所に行くのを好まないのではないかとここから考察しました。