かも川の散歩道
西村環希
京都府
京都市立御所東小学校
小学校3年生
全体説明
私は京都市の中心を流れるかも川の近くに住んでいます。京都といえば、お寺や神社をそうぞうすると思いますが、自然もとても豊かです。私の散歩道の自まんは、街の中にあるにもかかわらず、ホタルやカゲロウが住みつくくらい水がきれいなことと、春夏秋冬、衣がえをするように季節が目に見えて表れることです。私は小さなころから、この散歩道で歩く練習をしたり走ったり、自転車の練習をしたり友だちと遊んだりして過ごしてきました。だからあたり前のように植物や生き物が周りにいました。その中でも身近でよく知っている物を色々な人に知ってほしくて選びました。調べているうちに意外な事やびっくりしたこと、すごいと思ったこともたくさんあり、とてもワクワクしました。思い出もまぜながら面白いと思ったことをしょうかいしていきたいと思います。
観察ポイントごとの説明
<1ヒラドツツジ>
私の通学路にはツツジが植えてあります。春になるとたくさんの花がさき、むらさき色やピンク色と色あざやかになります。一年生の時、友だちとおいしくてあまいみつをすって帰っていきました。けれど「レンゲツツジ」という品種のツツジには毒があるということを知りました。私はそれを聞いてこわくなったので何の植物なのかきちんと確認してからでないと、口にするのはやめようと思いました。
<2あじさい>
桜がおわった高瀬川沿いの6月ごろは、ピンク・むらさき・青・白などと色とりどりのあじさいがさきます。特に花や葉に雨つぶがついてキラキラ光っているのはとてもすてきです。なぜこのようにきれいなのかというと、自治会の人たちがていねいにお世話をしているからです。またあじさいの葉には毒があり、実さいにしその葉とまちがえて食べる事故もあります。とてもきれいなあじさいの葉に毒があったとはびっくりしました。
<3カゲロウ>
6月ごろ高瀬川沿いにカゲロウの成虫を見かけます。図かんで「成虫になってだいたい2~3時間しか生きられない」と読んでいたのに、見つけてから5時間後に見に行くとまだ生きていたので、実さいと図かんとではちがうこともあると思いました。
<4ソメイヨシノ>
3月末になると鴨川沿いの河川しきにはソメイヨシノの花が満開になります。とてもあわくてきれいなさくら色をしています。たくさんの人がこのきれいな景色を見に鴨川へやってきます。私も毎年家族や友達とお花見をたのしんでいます。満開もすてきだけれど、私は散る時の桜ふぶきもきれいでとても好きです。春になるとあたり前のようにさくと思われるソメイヨシノですが、タネができないので「つぎ木」という別の木に人の手でソメイヨシノの枝をくっつける方法で数をふやしていることが分かりました。一本のソメイヨシノから枝をとりほかの桜の幹にさすことをくりかえしているのでソメイヨシノは、すべてクローンなのだそうです。このような方法でソメイヨシノを日本中にふやしてくれた昔の人はすごいなと思いました。
<5モンシロチョウ>
6月ごろになると沢山のモンシロチョウが飛びます。特にシロツメクサの生えている所に多くいるので、辺り一面雪景色、とまでは言わないですがまっ白です。三年生になり理科の学習でモンシロチョウやモンキチョウはアブラナ科の植物の葉にたまごを産むことを知りました。たしかに土手には菜の花が一面にさいています。人気があるチョウもよう虫のころはみんなにきもち悪いと思われがちですが、よく見るとかわいいですよ。
<6百日紅>
百日紅は私の好きな木です。なぜならぐったりするくらい暑い夏にもきれいであざやかな花を長い間さかせているからです。百日紅の花びらは、波うっていてとても不思議な形をしています。色は、こいピンク色や白、うすいむらさき色などがあります。ふつう百日紅の幹は「サルでものぼることが出来ない」といわれるとおり、ツルツルしたイメージですが、丸太町通り辺りのはボコボコしています。
<7ゲンジボタル>
毎年6月末辺りからみそそぎ川にゲンジボタルがたくさん飛ぶので友だちと見に行きます。暗くなるとポツポツ光が現れて、しばらくするとたくさんの光がフワフワとうかびます。時には、体にもとまるのでついついつかまえたくなりますが、ホタルの命は成虫になってからだと7日間くらいでその間にこうびをしなければならないことが分かり、ホタルをつかまえてはならない理由になっとくしました。