応募期間

今年の募集は終了しました。ご応募ありがとうございました。

受賞作品一覧
入選
第38回 高校生の部

熊原川周辺の草花めぐり

中嶋綾乃

青森県
八戸工業大学第二高等学校
高校1年生

全体説明

私が熊原川周辺を観察経路として選んだ理由として、私がよく歩く散歩コースだからです。私が暇なとき、ゲームにあきて目を休めようとするとき、何かいやなことがあって考え事をするときによく使う道です。川のせせらぎの音、風の音、草花の良いにおいがして、とても良い、散歩コースなので、紹介したいと思います。
見所は、2ヵ所あります。1つ目は⑨番の「関根の松」です。関根の松は、県の天然記念物にもなっていて、樹齢約四百年の松です。2つ目は、⑩番の川ぞいの春になると桜が咲き桜道となる道です。
全体的に見ると、花よりも草の方が多いのですが、自然豊かでとても良いところです。川沿いには「オオハンゴンソウ」がいたるところに咲いています。公園内には「シロツメクサ」「ムラサキツメクサ」「ブタナ」が多く見られ、花々の種類は多くはありませんがどれもいきいきと咲いています。

観察ポイントごとの説明

➀番は「オオハンゴンソウ」です。この花は、川沿いにだけ咲いていました。しかし、目でみた中では一番多くの数の花が咲いていました。川沿いは、草、つた植物の方が多かったのですが、黄色くいきいきした花が沢山生えていたので、川沿いを歩くときには、緑一色ではなく、景色や色を楽しむことができます。

➂番は「ムラサキツメクサ」、別名を「アカツメクサ」という花です。川ぞいにも、公園にも少しずつしか咲いていませんでしたが、私の夏の散歩のときに見る草花の中で一番好きな花です。小さいですが鮮やかな色をつけて咲くため、生き生きと咲いていて、元気が出るからです。小さいころに花かんむりをつくるときに、この花が咲いていたら必ず1つ入れていたなと、歩いていてなつかしむことのできる花です。

➆番は、「ブタナ」という、タンポポに似ていますが、種類のちがうキク科の花です。 三戸町では、公園内で多く見ることができます。茎がとても長く、タンポポに見えてタンポポでないことが特徴の花です。公園内では、とても沢山見ているのに、公園外を歩いてみると、全くと言っていいほど見ない花がブタナという花です。

➇番は「シロツメクサ」です。シロツメクサは、いたるところに咲いていました。一緒に咲いている「クローバー」もシロツメクサといっしょに見ることができます。歩きながらこの花を見ると心がほっこりと温たまります。そして、ゆっくり歩いて、幸運のシンボルである四つ葉のクローバーを見つけることも散歩していて楽しいです。

⑨番は、先ほど説明していたように、青森県の天然記物に指定されている松の木です。樹齢約四百年ということで、どっしりとした松の木です。盆栽松から、樹高約六メートル、目通り幹囲2.63メートルまで大きくなったとのことです。

⑩番は「桜」です。この川沿いの桜は、品種や種類関係なく、全て合わせると合計約二十本以上あります。私はあまり桜の品種や種類は分かりませんが、三種類は必ずあります。「ソメイヨシノ」が約半分ほど植えられています。所々には、「シダレザクラ」や「サトザクラ」が咲いています。今の夏の時期は当たり前ですが桜は咲いていませんでした。しかし、春は、バラバラでなく一斉に咲くため、とても綺麗です。今年の春は、高校生になり、がらっと変わった環境になれず、忙しかったため、桜道をあるけませんでした。川沿いの桜が咲いている道は長く、桜だけでなく、さまざまな花が咲きます。桜の品種もあるので、木々によって桜の花弁の色も違うので、ゆっくり歩いて、観察すると、とても楽しいです。遠くから今年は見ていましたが、2週間ほどずっと咲いていました。種類によってバラバラに咲いたりしないのが不思議ですよね。

⑪番は「セイヨウアジサイ」です。色はピンク、青、紫のアジサイが咲いていました。今の時期は、枯れてきてあまり綺麗ではなかったですが、もう少し前は、色鮮やかに、生き生きと咲いていました。「セイヨウアジサイ」は、日本のアジサイが、ヨーロッパで品種改良されたものらしいです。

⑫番は「くり」です。川沿いの桜道の間にぽつんと1つ大きなくりの木があります。今は、くりのとげも緑色で、地面にも転がっていませんでしたが、秋ごろには美味そうな焦茶色のとげになるのだと思いました。
今の時期に綺麗に咲いている花もあれば、満開の時期を過ぎた花もあって、季節っておもしろいなと思いました。

⑭番は「すすき」です。すすきは、秋に咲く草花だと思っていましたが、夏の終わり頃から咲くのだなと知りました。今年はお盆から雨が降ったり、秋のような気温だったのも影響したのかなと思いました。まだ完全に金色にはなってませんが、川沿いにススキがたくさんさいていました。秋の風景が楽しみです。

⑯番は「ノブドウ」です。調べたところどこにでも咲いているらしいですが、私の散歩コースではそこだけしかみないので、とても新鮮で、可愛らしいつた植物だなと思いました。実が緑から赤になるのは、そこに咲いていた、二つの枝から確認することができました。

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