田んぼのマイフィールド
安食一歩
島根県
出雲市立湖陵小学校
小学校5年生
全体説明
ぼくの家の近くに自転車で2分で行ける、神西湖という湖があります。そこには、四季折々のいろいろな鳥がいるので作りました。
この観察路のうすい緑にこい緑の線が書いてあるのは水田です。矢印のある黒い道は、車がよく通ってアスファルトの敷いてある道で、水田の周りの茶色い道は、水田の持ち主が通るくらいで人通りが少ない砂利道です。
番号が二つ書いてあるのは、その鳥のいた場所です。
観察ポイントごとの説明
ポイント1
1は自宅に最も近いポイントで、北帰行直前のツグミが50羽前後集まっていたり、渡り中の夏羽のノビタキがいたりするポイントです。キジも春から夏にかけていて歩いているといきなり足元からキジのメスが飛び出してきておどろいた事もありました。
ポイント2
2は冬ならコガモ、マガモなどのカモ類、夏ならミサゴやセッカ、オオヨシキリなどがいます。ミサゴは冬でもいますが、夏の方が見やすいです。ミサゴが最もよくいるのは、1月じゅう晴れている日よりも降っていた雨がやんだ時です。200mほどはなれた沖のくいの上に止まっていることもあります。
ポイント3
3は冬にとてもきれいなコチョウゲンボウのオスが来ていました。20日位留まっていたので学校の登校中に一度だけハンティングを見たことがあって、コチョウゲンボウが低空を飛んでいるのを見ていたら、小鳥の群れが飛んでその時に羽が散ったのが見えたのでつかまえたことが分かりました。春の渡りの時はチュウシャクシギがいたこともありました。8羽いてよく鳴いていました。
ポイント4
4は夏になるとシラサギ類がよくいます。中でもはん植羽のコサギがとてもきれいです。頭のかん羽が風にたなびいて水平になっていることもあります。他にもチュウサギやダイサギなどがいるので大きさのちがいがよく分かります。
ポイント5
5は春の渡りの時に2年連続で飛来しました。チュウシャクシギもいたので大きさやもようのちがいが改めて分かりました。
カニを食べているのをみたことがあって、その時はちゃんとカニの足をふり落してから食べていました。ぼくはカニみそより足が好きだけど鳥はかまずに丸飲みするからひっかかるんだろうなと思いました。
ポイント6
6は4月の初めごろからコチドリが渡来します。4月の半ばごろは移動個体もいて、1年間で一番個体数が多くなります。5月になると数は少し減りはん植する個体のみになります。数は少なくなっても10羽前後は残っているのであちこちの水田から「ジュクピーユジュクピーユジュクピーユジュクピピピピピ…」というよく通る声が聞こえてきます。
ポイント7
7はサギとシギがよくいる場所です。この周辺の田んぼのシギはタカブシギが一番多くて、1日で20羽くらいみることもあります。4月20日くらいから5月3日くらいまでが一番多くていけばいつでも見られます。時折、タカブシギの群れの中にクサシギがまざっています。
ポイント8
8は4月の10日前後にシギ、チドリが多数飛来していた水田です。ムナグロ10羽前後、ウズラシギ成鳥夏羽1羽、セイタカジギ成鳥3羽幼鳥1羽、シギじゃないけどタヒバリ夏羽2羽などがいました。渡りもまだ書記だったので冬羽や換羽中のばかりで完全なきれいな夏羽はいなかったので、きれいな夏羽をみてみたいです。
ポイント9
9はムナグロの水田から100mもはなれていないすぐ近くの水田です。サルハマシギはきれいな成長夏羽でした。コアオアシシギやタカブシギなどにくらべて近くまで来てくれてよく観察できました。よほど空腹だったのかほかのシギはねむったり休んだりしているのにサルハマシギはミミズを食べていました。
ポイント10
10はサルハマシギと同じ日の同じ水田です。他のシギチはすべて成鳥夏羽か第一回夏羽なのにこのソリハシシギだけは少し地味な成長冬羽でした。サルハマシギとちがってソリハシシギはずっとねむっていたので全く動かず、歩いて動いても少し羽づくろいをするくらいでした。