夏のさんぽ道　～ 水のみちをたどって ～

全体説明

私の住む群馬県高崎市は広大な関東平野の北端に位置していて、市内から赤城山、榛名山、妙義山の上毛三山を望むことができます。市内には、利根川、烏川、碓氷川など大きな一級河川が流れていて山の緑と水に囲まれた町です。私の家の周りは田んぼや用水路があり、水の存在を身近に感じるのですが、もともと高崎市は自然河川に挟まれながらも台地状の地形から水の恩恵を受けにくい地域だったようです。
古くは室町時代から利用されていた歴史ある長野堰用水円筒分水をスタートし水の道（用水路）をたどりながら散歩をすると、普段は当たり前に見えていた景色の中に鳥のさえずりや水の流れる音、昆虫たちの声、水辺や草むらの中にもたくさんの植物や生命があふれていることがわかります。
猛暑にも負けない自然の力強さを感じずにはいられませんでした。