先生・指導者の方へ

「自然観察路コンクール」は、自分で見つけた自然観察のできる道を絵地図と文章で表現することで、生きもののつながりや人と自然との関わりについて考えるきっかけを提供します。アクティブラーニングの一環として、ぜひ授業や特別活動に、或いは夏休みの自由研究課題に取り入れてご活用ください!

学習指導要領の「理科」では、身近な自然を観察することを通じ、自然の中に存在するつながりや生きものの違いなどに対する気づきを、子どもたちへ提供することが記載されています。また「社会」においても、地域についての理解を深め、地図などで表現することを通じて自然環境と地域文化のつながりなどへの理解を促すことが記載されています。

私たちは、子どもたちの自然観察から始まり、作品制作を経て自然や地域への理解や愛情が深まること、そしてそこから将来の「自然を守る力」が生まれることを心から願っています。

【参考】小学校学習指導要領

第2章 各教科 第4節 理科 小学校学習指導要領(文部科学省サイト)はこちら
第2 各学年の目標及び内容〔第3学年〕
1 目標
(2) 身近に見られる動物や植物,日なたと日陰の地面を比較しながら調べ,見いだした問題を興味・関心をもって追究する活動を通して,生物を愛護する態度を育てるとともに,生物の成長のきまりや体のつくり,生物と環境とのかかわり,太陽と地面の様子との関係についての見方や考え方を養う。

第2章 各教科 第2節 社会 小学校学習指導要領(文部科学省サイト)はこちら
第2 各学年の目標及び内容〔第3学年及び第4学年〕
1 目標
(2) 地域の地理的環境,人々の生活の変化や地域の発展に尽くした先人の働きについて理解できるようにし,地域社会に対する誇りと愛情を育てるようにする。
(3) 地域における社会的事象を観察,調査するとともに,地図や各種の具体的資料を効果的に活用し,地域社会の社会的事象の特色や相互の関連などについて考える力,調べたことや考えたことを表現する力を育てるようにする。

実施導入の現場から

teacher01明治大学付属中野八王子中学校
理科教諭 塩月 馨

本校では、中学全学年に4種類の科学のコンクールの中から1つを選択し、そのコンクールの参加作品を作成するという夏休みの宿題を出しています。4種類の科学のコンクールのうち、2種類は実験や観察を通してレポートを作成する形式のもので、残りの2種類は絵とその説明文を作成する形式のものです。「わたしの自然観察路コンクール」は後者のコンクールに該当します。

「わたしの自然観察路コンクール」の作品作りを子供達が行うことの良さは、まず身近に接している動物や植物との自然観察路での出会いから始まり、それらとの出会いを自分の目で観察し、書籍や資料などで調べ、絵地図や解説文を作成することで、観察した動物や植物のつくりや特徴などの新しい知識を学ぶことができることです。また、絵を描くことにより、観察した物体のつくりや特徴を細部まで視覚でしっかりとらえることができることです。次に、発展して調べることで、観察した動物や植物の生息場所と食う食われるの食物連鎖の関係なども学ぶことができることです。
これらを通して、自然のしくみや自然の不思議さを知ることができます。