応募期間

2024年6月1日 (土)~ 9月30日 (月)

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先生・指導者の方へ

家庭教育や学校教育を補う学びの場として、SDGs(持続可能な開発目標)の目標4「質の高い教育をみんなに」へ貢献し、各家庭からの応募に加え、学校単位での多数の応募をいただいています。自然観察や考察を通して子どもたちの自然を大切に思う心を醸成し、作品づくりを通して表現力を身に付けていきます。自然やその周りをよく観察し、図鑑などで調べる「理科」の要素と、観察した対象を絵で表現する「美術」、周辺の地図を作ることで地域について知る「地理」「社会」、それを通して感じたことや気づいたこと、考察などを文章にまとめる「国語」など各教科の要素が多く含まれています。第39回(2022年)は88校から応募があり、夏休みの自由研究としても本コンクールは活用されています。

過去の受賞者には、本コンクールでの受賞を励みに、大学進学以降、生態系やイラストを学び、自然をテーマにした絵本を作るイラストレーターとして活躍する人もいます。また、兄弟姉妹での合作あるいはそれぞれ個人部門で応募し、お互いに切磋琢磨する様子も見られます。過去には受賞者が東京FMへの出演や、地元の新聞の取材を受けることもあります。

日頃見過ごされている身近な自然を通じて、“なぜだろう” “ふしぎだな” という気づきから、“大好き” “大切にしたい” という思いを、子どもたちに育んでほしいと考えています。

図鑑や本などで調べるだけでなく、公園の手入れをする人や、近くに住む人に自分から声をかけ、話を聞いたことで、地域の歴史や関わる人たちの想いなどの背景も含めてその場所を真剣に見つめた子どもたちの思いが作品を通して伝わってきます。作品づくりを通して生まれる小さな好奇心や疑問は、その答えを探す過程を経て、地域への理解と愛着になります。そうして生まれた思いは、「自然を守りたい」と思うための大事な一歩です。本コンクールは、自然を守る「心」をつくるコンクールです。社会は変わり続けますが、人の心に芽生える好奇心や愛着は普遍的な価値観であり、色あせることはありません。本コンクールを通して、子どもたちの自然を大事に思う気持ちを育んでいきたいと思っています。