応募期間

2024年6月1日 (土)~ 9月30日 (月)

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受賞作品一覧
佳作
第27回 中学生の部

浜の散歩道~夏を楽しみながら歩く~

濱名一廣

兵庫県
淳心学院中学校
中学校1年生

全体説明

 僕の住んでいる明石市は日本標準時の通る都市です。また、瀬戸内の温暖な気候に恵まれた海の町でもあり、明石ダコ、明石鯛、明石のりなどが有名です。僕の自宅の周辺は、最近開発された新しい町ですが、少し南へ歩くと、古い街並みの広がる漁港や、工場の建ち並ぶ人工島があります。この人工島内には、自然豊かな公園があり、淡路島を一望でき、海づりもできます。漁港内には、夏の太陽を浴びた干しタコが、たくさんつるされています。夏の強い日差しを吸収して、ゆらゆら揺れている姿は、とてもおもしろいです。この明石の夏の風物詩を見るのを、僕は毎年楽しみにしています。また、橋の上からは白い波しぶきを上げて走るモーターボートや、ゆっくりと行き交う漁船がたくさん見えます。潮風が心地よくて、暑さも忘れてしまうこの場所は、最もおすすめポイントです。このように、夏を楽しみながら、いろいろな自然が観察できる散歩道になっています。

観察ポイントごとの説明

(1)

コバンソウ

 池の周りに雑草がはえていたので、よく見て見ると、虫のような雑草がはえていました。それは三葉虫のように見えました。

クサガメ

 コバンソウを見た後に池の中を見て見るとクサガメが泳いでいるのが見えました。悪臭を出すのが名の由来です。のんびり泳いでいて、気持ちよさそうでした。

 

(2)

ナナホシテントウ

 黄色い花がさいていたのでよく見ると、テントウムシがいました。くきに付いていた、アブラムシを少しずつ食べていました。

オニヤンマ

 上空を見ると、オニヤンマが4,5匹飛んでいました。飛びながら、エサを探しているのかなと思いました。

 公園の上空を行ったり、来たりしていました。

 

(3)

クマゼミ・アブラゼミ・ミンミンゼミ

 明石海浜公園の中に入りました。すると、そこには耳が痛くなるほどのセミの大合唱でした。木の根元を見ると、無数の穴が開いていました。既に死んでいるクマゼミを3匹見つけました。木の幹や葉を見ると、たくさんの抜け殻がありました。そして、地面に死にかけているセミがジタバタと暴れていました。もうあと少しの命なのかと思い、セミの命はこんなに短いのかとかわいそうに感じました。

 

(4)

チャドクガの幼虫

 公園内にある木に囲まれた小道に、たくさん食べられていた葉があったので、その裏を見て見ると、チャドクガの幼虫が大量にいて、葉を食べていました。

アシナガバチ

 小道の近くをアシナガバチが何匹か飛んでいたので、このあたりに、アシナガバチの巣があるのかなと思いました。

 

(5)

トノサマバッタ・キアゲハ

 道ばたに赤い花がさいていました。するとそこへ、キアゲハがやってきて、とまりました。花のみつをすっていました。トノサマバッタを見つけたのでとろうと思ったけれど道をよこぎって逃げられました。

 

マツボックリ

 この公園にはたくさんのマツが植えれれているので下は、マツボックリだらけでした。

 

(6)

フナムシ

 海釣りで人気な人工島の岸壁へ行ってみました。そして、そこになるテトラポッドにたくさんのフナムシがいました。そして、近づいて見ようとすると一気にいなくなってしまいました。

フジツボ

 干潮だったため、テトラポッドの下のほうまで、びっしり、フジツボがついているのが見えました。

 

(7)

オワンクラゲ

 最近新しく、開通した東二見橋をわたります。東を見ると、淡路島が一望でき、西を見ると、漁港や、たくさんのモーターボートが見えます。潮風が、とても心地いいです。橋の最も高いところから、下を見ると、ビニール袋のような白いものがうかんでいました。しかしそれはオワンクラゲでした。その様子を見ているとモーターボートがすごいスピードで来て、波でかきけされてしまいました。

 

(8)

干しタコ

 橋をわたりおえて、漁港内の道を歩いていると、明石の夏の風物詩「干しタコ」が風にたくさんゆれていました。夏の暑い日差しをあびて気持ちよさそうでした。

クロオオアリ・ヒマワリ

 タコを見ていると、足元に、またセミが死んでいてそこにクロオオアリが群がっていました。気持ち悪くなったけれど、すぐ近くの元気なヒマワリを見て、明るくなりました。

 

(9)

コガネグモ・オオカマキリ

 秋祭りで有名な御厨神社を通りぬけます。そこで木と木の間に大きなコガネグモが巣を張ってじっとしていました。神社の賽銭箱の上にオオカマキリがとまっていたので、とてもびっくりしました。

ハシボソガラス

 誰かが、落としていったコンビニの袋をつついて、あさっていました。

 

(10)

アメンボ

 自宅近くにかえってきました。7月に稲を植えたばかりで、またあまり育っていない水田に、アメンボが泳いでいました。

アマガエル

 あぜ道に沿って歩いていると、一匹のアマガエルと出会いました。小さいなぁと思って見ていると、ふと、目が合ってとてもかわいらしかったです。

 

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