応募期間

2024年6月1日 (土)~ 9月30日 (月)

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受賞作品一覧
佳作
第28回 小学生の部

HAPPY!私の散歩道~野川・国分寺崖線~

浜田真帆

東京都
聖ドミニコ学園
小学校6年生

全体説明

 私の住む喜多見は、野川と国分寺崖線にほど近い、自然の多い町ですが、その自然についてあまり知りませんでした。このコンクールに参加するために詳しく観察したことで、これらの自然に感謝したくなりました。

 例えば野川。上野田橋の下で出会ったカワセミは、一度姿を消していたといいます。でも、ボランティアの人達が野川の自然を守り、水質を良くしたので帰ってこられました。つまりカワセミは、美しい川の象徴なのです。

 また、国分寺崖線は、私が住む町、私の通う学校、三鷹の祖母が住む町をつないでいました。よく使うスーパーの裏手の緑地も、私の通う学校にある「すだれ沼」も、三鷹の天文台周辺の森も、全部国分寺崖線でした。みんなつながっていると思うと、何だか安心します。また、ふだん何気なく走っていたサイクリングコースから、川に沿って見える緑を見て、「あれが国分寺崖線なんだ」と分かるようになれて、少しうれしかったです。

観察ポイントごとの説明

ポイント1

 次大夫堀公園は、民家園や水田、堀があり、喜多見のなかでも特に自然が多い場所です。しかし、今回観察した辺りには、二回ほどしか来たことがなく、しかも友達と遊びに来ていたため、くわしく観察したことはありませんでした。

 ここでは、たった一分えセミが二種類と、セミがとまっていたクヌギの木と合せて三つの植物と虫が見つかりました。次大夫堀公園は、まるで緑の宝庫のようでした。

 

ポイント2

 雁追橋~中野橋間には、よくカルガモやダイサギ・コサギに加え、ハクセキレイがいます。さらに、たまにカメやザリガニがいて、よくパンの耳をあげに行っていました。最近はそんなことはしなくなってしまいましたが、それでもみんな元気に泳ぎ回っていました。

 そんな愛らしい野鳥達のためにも、自然や水質を守っていかなければならないと思いました。

 

ポイント3

 ここは、小田急線の高架下です。この高架線には、電車やロマンスカーが通ります。

 美しい川の象徴であるカワセミに、ここで出会ったのです。電車やロマンスカーが通る高架線の近くにさえ、カワセミがいるということは、野川の自然と水質が、とても美しいことを表しているのです。

 

ポイント4

 ここは世田谷通りのすぐ近くなので、観察路の中で一番自然が少ない所です。

 ここで見つけたアカボシゴマダラは、日本では奄美大島にしか生息しない蝶ですが、二十年ごろから関東でも見かけるようになりました。なぜかというと、誰かが外国から持ち帰り、放したからです。外来種によって、日本本来の自然が壊されてしまうのは残念です。だからこそ、いくら役に立つとしても、外来種を持ち込むのはいけないことだと思います。

 

ポイント5

 この三丁目緑地は、国分寺崖線のハケ(湧き水)です。この緑地が、私が住む町と私の通う学校と三鷹の祖母が暮らす町をつなぐ、国分寺崖線の一部なのです。前からこの緑地があることは知っていましたが、国分寺崖線の一部であることは知りませんでした。「みどりの生命線」と言われるだけあって、たくさんの動植物がいました。国分寺崖線だけでなく、街中に緑があふれてほしいなぁと思いました。

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