応募期間

2024年6月1日 (土)~ 9月30日 (月)

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受賞作品一覧
優秀賞
第37回 小学生の部

ぼくの大好きなさん歩道 すごろくマップ

稲垣 典寛

茨城県
光輝学園つくば市立松代小学校
小学校3年生

全体説明

ぼくの住んでいるつくば市は、たくさんの研究所があります。広い道路が通り、家やお店も多いけど、公園や自然もある、とてもすてきな場所です。
ぼくの一番好きな公園は、家の近くの松代公園。大きな池があって、いろんな生き物が見られます。おすすめは初夏。池の水面に、白やピンクのハスの花がたくさんさいて、きれい。その上を、いろんな種るいのトンボがとびまわる風けいが大好きです。池のまわりの木には、セミ、チョウ、カブトムシなどもいます。今年は初めて、アーモンドプードルをふりかけたようなコフキコガネを発見。家ぞくで大よろこびをしました。
ぼくのさん歩道を、楽しく遊べるすごろくマップにしました。たくさんの人に、松代公園の楽しさがつたわるといいなあ。

観察ポイントごとの説明

①家の前の草むら
春、家をでると草むらで、ショウリョウバッタを発見。とくいの大ジャンプを見せてくれて、ありがとう。昨年の秋に見つけたオオカマキリの卵から数えきれないくらいの幼虫が生まれてきました。生まれたてでも、いかくのポーズをするので、思わずびっくり。ぶじに大きくなってね。
アオスジアゲハが、自まんのブルーのはねをヒラヒラとアピール。宝石みたいだな。

②歩道きょう
ここは歩道きょうがあって、ポプラやカエデの並木をこえていきます。夏には、セミの元気な声を聞きながら登校します。最高です。
かいだんで、ヤマトカブトが休けい中。今年のあつさでは、虫にも、きびしいのかな。日かげの木にうつしてあげました。がんばれ。
植えこみのツツジの木で、アカスジキンカメムシの幼虫を発見。白黒パンダもようが、夕方にエメラルドグリーンとルビー色に大変身。美しさにうっとり。必ず止まる。

③ぐう数の道
大きな木で、生まれて初めてコフキコガネを発見。体はアーモンドプードルがついているみたいでやわらかい。「グミみたいやね。」
こんなかんしょくの虫は、初めて。大発見。やっぱりさん歩に来てよかったなぁ、と思う。
ここは、セミロード。アブラゼミと、そのぬけがらが地面いっぱい。じゅうたんみたい。
ヤマトシジミ、ナナフシモドキ、クサギカメムシが、葉っぱや木の幹でかくれんぼ。

④き数の道
バスていのイスの下に、アリジゴクのすをみつけてワクワク。すにアリが入った時、大きなつのをもったアリジゴクが登場。あっという間にひきこまれてびっくり。あのウスバカゲロウになるなんて、もっとびっくり。
近くで、ノシメトンボ、オオヤマトンボ、コシアキトンボがパトロール中。日かげで、サトキマダラヒカゲが、かれ葉にまぎれてかくれんぼ。まるで自然のかくし絵みたい。虫は、身を隠すのがとくい。ここで合流する。

⑤大好きな池
カワセミの体が、日にあたってエメラルドグリーンになって宝石みたい。カメラを取りに、スタートの家までもどる。池の水草にモートンイトトンボが細長い体でじっとしている。よく見ると黄緑でオシャレ。ギンヤンマが、結こん相手をさがして大いそがし。一マスもどってもう一度さがす。ナツアカネ、シオカラトンボは、水面に卵をうんでいる。来年、また来てね。
コイは、ゆったり泳ぎ、エサをもらって一回休み。
ミシシッピアカミミガメは、のんびり甲ら干し。あつすぎたのか、すぐに水中へ。
ショウジョウトンボが、ハスの花にぶつかって、5マスもどる。キアゲハが、ツツジのみつをすってリラックス。
朝はミンミンゼミ、夕方はアブラゼミ、ツクツクボウシは一日中、鳴いている。自分のじゅん番がわかるなんて、すごいなあ。

⑥トンカツ屋さんの畑
この畑は、一年中お花畑。ぼくも虫たちもおきにいりの場所。春から夏には、キジ、ナナホシテントウ、ウバタマムシ、ミドリシジミ、スジグロシロチョウ、カナヘビなどに出会えます。キジは、つがいでのんびりおさん歩。モノトーンのウバタマムシを見つけて、じっくりかんさつ。一回休み。
草むらでピカッと光るタマムシを見つけて大こうふん。他にもいないか5マスもどって探してみる。そして、ゆっくりゴール。

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