応募期間

今年の募集は終了しました。ご応募ありがとうございました。

受賞作品一覧
佳作
第26回 中学生の部

Road of “ONIBASU”

林礼斗

兵庫県
淳心学院中学校
中学校1年生

全体説明

僕の観察路である大久保町ゆりのき通は、その名の通り、ゆりのきが多いです。駅前にもゆりのき、公園にもゆりの木、幼稚園の歌にもゆりのき……。とにかくゆりのきが多く、観察路にもでてきます。

 また、ため池も多く、絶滅機具種のオニバスやヒシモ、魚がいるかどうかわかりませんが、サギなどの鳥も多く集まっています。

 しかし、そのため池も半分埋められオニバスも少なくなってしまいました。

 大きいマンションがどんどん立って行きますが、まだまだ田んぼや池、川もあります。

 春にはユスリカが集まっています。カナブンや、ハト、トンボやアゲハチョウもよくベランダに来ます。

 そんな観察路です。

観察ポイントごとの説明

ポイント1

僕がいつも遊ぶ公園です。引っ越してきてから遊具以外変わっていません。でも、最近緑化運動でヒマラヤ桜が植えられました。そのヒマラヤ桜が周りにどんな影響をするか、楽しみです。人口的な川にはヤゴがいます。偶然羽化に出くわしました。セミの羽化とはまたちがう美しさがありました。結局そのヤゴはギンヤンマでしたが、何を食べていたのか知りたいです。

 

ポイント2

 目玉のため池です!! と盛り上がりたい所ですが土手を上がって見てみると外来アゾラ(オオアカウキクサ)が大発生しており、ため池は真っ赤になっています。

所どころにヒシモ、端の方にオニバスがいますが、この外来アゾラは、水中の酸素を取るため、魚や水生昆虫が酸素不足となっています。 岸ではオニバスと同じ絶滅機具種のカワバタモロコが上がっていました。また元の緑のため池に戻ってほしいです。

 

ポイント3

 売り出し中になっている空き地。前にコンビニ、角で道路に囲まれていて店を開くには絶好の場ですが。カマキリが手前にいました。雑草が育ちすぎてとても入れるような所ではありませんが、おそらくかなりの量の動物がいると思われます。

 ずっとこのままだといいな……と思いながらいつも前を通ります。

 

ポイント4

 明姫幹線の近くで、タヌキが死んでいました。

おそらく車にひかれたのでしょう。よく太っていて毛もきれいで真っすぐでした。反対側の目が出ていたのはグロテスクでしたが……。近くにタヌキがいる事を証明してくれました。ここらではめずらしく、ミンミンゼミが鳴いていました。よく聞きながら探すと見つかりました。クマゼミを見慣れているのでミンミンゼミが小さく見えました。

 

ポイント5

 田んぼの中を歩いていると、ずっとぴょんぴょん周りからカエルが逃げていきます。

 大きさは1.5cm              ぐらいで、田んぼと道の色が混ざったような色をしていました。いわゆる「擬体」です。ためしに、茶色ハタイルの上において、長い事まっているとだんだん茶色になりました。透明だったら…?と思いましたが、すぐに用意できず、あきらめました。

 次見かけたら、絶対やりたいです。

 

ポイント6

 一番身近な川、赤根川です。よく釣りや散歩に行きます。小さい竿でミシシッピアカミミガメ。外来種で、日本の亀が困っているらしいです。捕まえたら殺してくださいとある団体その他から聞いたのですが、なかなか殺せず、そのまま川に戻しました。

 ナマズは、大きい竿で釣れました。こちらは娯楽ですから、楽しかったです。45cmで、ある飲料会社が水酸化ナトリウムを流して以来、初めて見ました。

 

ポイント7

 ため池の埋め立て地にキセキレイとハトがいました。雑草がごちゃごちゃはえているので、バッタが大量にいます。立ち入り禁止なのでわかりませんが、鳥の口コミで広がると、もっとバッタを食べる鳥が増えて、その鳥を狙って猫や大きな鳥も集まると思います。

 キセキレイを見るのは初めてですが、とても印象深かったです。何といっても黄と黒のツートンカラーですから。図鑑で調べるのも楽でした。

 

ポイント8

 帰り道を歩いていると、他人の家の植物にアゲハチョウがとまっていた。

 チョウには散歩道があるらしく、同じ所でまっていると、また飛んでくるらしい。ためしにとばして20分ほどまっていると、また飛んで行ったので、本当らしい。

 赤とんぼは写真がとれなかったから図鑑の写真を引用したが、空中でとまれるというのがすごかった。

 

ポイント9

地区の名前にもなっているユリノキです。

僕は見た事はないんですが、白い花がさくらしいです。

 落葉樹で、街路樹にぴったりなので、駅前や学校に植えられています。

 おいしくないのか、セミはあまりやってきません。あんまり注目されないけれども、地区のシンボルとして、育っていってほしいです。

 

ポイント10

 ベランダに出てみると、ひっくり返ったカナブンがもがいていた。10分たってももどらないので、つかんで物干し竿につかませてやると、元気に飛んで行った。

 体長2cmくらいで緑色だった。飛ぶときは、一度はばたいてからとんでいき、田んぼの方へ飛んで行った。

たぶん、花粉を食べているんだと思う。

学校のイチョウの根にも、カナブンの幼虫がいたので、結構身近な昆虫だった。

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