受賞作品一覧

荒神山公園の観察路

環境大臣賞
原田千愛
滋賀県
滋賀県立守山中学校
中学校1年生
第40回 中学生の部

全体説明

荒神山公園は、滋賀県彦根市にある山に囲まれた自然あふれる場所です。そのため、一年を通してたくさんの植物や生物を観察することができます。日当たりが全体的に良いので湿気は少なくこけはあまり見られません。しかし、草むらや林、石が多い場所などいろんな環境があり生物の観察にうってつけです。また、敷地内には給水ポイントがいくつかあるので、暑い夏でも歩きやすい観察路です。近くには、川も流れており水鳥なども観察できます。そんな荒神山公園の観察路を十個のポイントに分けて紹介していきます。

観察ポイントごとの説明

<1 駐車場>
1つ目のポイントは、駐車場です。駐車場のわきには植物が植えられており、そこに「ギンヤンマ」がとまっていました。近づくと反応し、すばやくとびさっていきました。ギンヤンマは、ヤンマのなかまで体が大きく緑色の体が特徴的です。

<2 広場>
2つ目のポイントは、広場です。駐車場を少しいくと大きな木が真ん中にある広場があります。木のもとの草むらに「イナゴ」がいました。イナゴ以外にもたくさんのバッタがいましたが中でもイナゴが多くいました、ここでは褐色のものしかみられませんでしたがイナゴには緑色のものもいます。

<3 遊具のある広場の横の道>
3つ目のポイントは、遊具のある広場の横の道です。この周辺は木がおいしげっていて蝶やセミがたくさんいます。中でも特徴的だったのは「ツクツクボウシ」です。鳴き声が名前の由来で「ツクツクボーㇱ」と鳴きます。また、「アブラゼミ」の鳴き声もよく聞こえ、油であげるときのような鳴き声が名前の由来になっています。

<4 トイレ付近>
4つ目のポイントはトイレ付近です。トイレの横にある道のわきには植物が植えられていました。「シオカラトンボ」ときくと青色のトンボをイメージすると思います。ですが、メスの体は黄色なのです。みなさんも、シオカラトンボのメスを探してみてください。

<5 水のみ場の少し前の道のわき>
5つ目のポイントは、水のみ場の少し前の道のわきです。そこには、「ヌカススキ」が生えています。ヌカススキとは、小さいススキに似た植物で、小穂という小さな花のつぼみのようなものをつけます。見た目がかわいいため、ドライフラワーにして活用されることもあります。

<6 施設の前>
6つ目のポイントは、施設の前です。ここには、褐色と緑色のショウリョウバッタがいます。では、バッタの色がちがうのはなぜでしょうか。それは、住む環境が影響しているのです。草むらに住む個体は緑色、石の多い場所に住む個体は褐色が多くなります。また、ピンクのバッタもいて遺伝子の突然変異によるものといわれています。

<7 体育館の横>
7つ目のポイントは、体育館の横です。水と砂が多い場所で「クルマバッタモドキ」がいます。体が全体的に茶色や黒色なので見つけずらくなっています。

<8 サッカーコートの曲がり角>
8つ目のポイントは、サッカーコートの曲がり角です。木に囲まれた場所で、「アオスジアゲハ」がいました。アオスジアゲハは、羽に青色の模様がある美しい蝶です。夏と冬で羽の模様が変化します。夏の青色に合う美しいアオスジアゲハをぜひ観察してみてください。

<9 サッカーコート横>
9つ目のポイントは、サッカーコート横です。道の右手には木がたくさん植えられており、その中に「ドングリの木」があります。夏はまだドングリが緑なのでドングリの木と気づきにくいのですが、よくみるとたくさんのドングリがついていました。秋になるとたくさん落ちているドングリですが、この身近なドングリをいってドリップすればドングリコーヒーができるそうです。

<10 丘へ続く道の曲がり角>
最後のポイントは、丘へ続く曲がり角です。この道のまわりは草木が十分にあり、その中に「サルスベリ」があります。その名の通り、猿でも滑り落ちてしまうほど木の幹がツルツルしているのが特徴です。サルスベリは夏から秋にかけてピンクや白の花を咲かせます。見た目が美しいサルスベリですが、その名から「受験に落ちる」などともいわれ家にはあまり植えられていません。

このように、荒神山公園は自然にあふれる美しい場所です。観察路以外の場所でも、近くに流れる川の川岸では水鳥を観察することもできます。荒神山公園のこの観察路は土地の起伏もほとんどなく、途中に二か所の休けい場所、水飲み場もあり、歩きやすい道になっています。みなさんもぜひ、美しい自然があふれる荒神山公園をおとずれてみてください。