応募期間

今年の募集は終了しました。ご応募ありがとうございました。

受賞作品一覧
優秀賞
第36回 中学生の部

自然豊かな僕の町 ~自然あふれる観察マップ~

吉川 秀汰

兵庫県
淳心学院中学校
中学校1年生

全体説明

ぼくの町たつの市の自然あふれる観察マップは、母の実家の周辺を観察してマップにしました。小さいころに、祖父によく連れられて魚とりをしたり虫とりをしたことを思い出しながら観察しました。最初に見える山は「鬼の足跡」という大きな足のような形の穴があいた岩があることで知られていて上には戦争の時の霊を慰めるための塔がある。
たくさんのムクドリの巣になっているのか、大群になって、とぶすがたを上から見下ろせる。又、近くには林田川という揖保川水系の一級河川があり、土手や河原にたくさんの植物や昆虫を目にすることができる。
たつの市は、赤とんぼで知られていますが、いまでは赤とんぼの中でもアキアカネという赤とんぼが見られなくなり、兄とよく探したことを思い出しました。

観察ポイントごとの説明

観察マップ①  初めに、田んぼと山が見えます。たくさんの木があるのでムクドリやカラスのねぐらになっていて、いろんな声がしてとってもにぎやかです。木陰にはハグロトンボがゆっくりと羽をひろげては閉じて、そこだけ時間がゆっくりに感じます。セイダカアワダチソウの背が小さいときは高く感じたことを思い出しました。ヨウシュヤマゴボウがまだ緑の方が多くマスカットのようです。スズメバチのような大きなハチがブーンと羽音をたてて飛んでいったので猛スピードで逃げました。

観察マップ②  毎年のようにヒマワリがさいています。ぼくが通った時は昔より茎が細く感じました。お墓付近にはカタバミがたくさんあって、クローバーとよく間違えました。かわいいハートの葉っぱで種ができたころには、手でなでて種がはじけるのを楽しんでいました。

観察マップ③  田に水を引く溝があり、ぼくがのぞいた時は、だいぶん水量も減ってメダカやフナが泳ぐのがよく見えました。田に水が残る所にはオタマジャクシがものすごい数で、アオサギが移動するたびに、オタマジャクシが移動しているのか水がゆらゆら八方に動いておもしろかったです。 イトトンボもたくさん見ました。本当細すぎて飛んでいるのが不思議です。

観察マップ④  小さな神社があり、大きな木にはセミがたくさんとまって鳴いていて、とてもうるさいほどでした。地面にフンのような物が落ちているのを見つけました。近くの葉を見ると、さわるととても危険なイラガの幼虫がたくさんくっついていました。
又、近くの地面を見てみると、黒に赤のトゲトゲのツマグロヒョウモンの幼虫がいました。見かけとは違い安全な幼虫です。

観察マップ⑤  次に進むとまた田んぼや畑があり、オタマジャクシからみえる足は、ツチガエルの足のようです。ツチガエルはほんとうに土色でボコボコしていてアマガエルとはちがって触りがたいです。近づくといっせいに逃げるので鳥肌がたちます。

観察マップ⑥  イチジクの木と、サクラの木があります。夏初めにサクランボがなり、夏終わりにイチジクがなるので、こちらも虫や、鳥がたくさん集まります。カミキリムシをよく探しました。黒に白色点々ですが、よく見ると、青くも見え、とてもきれいな色だなぁと思いましたが100%さわれません。

観察マップ⑦  畑があります。耕運機でほりおこされて、たくさんの虫が土の上にうごめいていました。ミミズ、だんご虫、ハサミ虫、それをねらって、ツバメやハクセキレイのような鳥も集まっていて、中でもムカデがとても不気味で小さいのから大きいのまでいました。次は何が植えられるのかなぁ。

観察マップ⑧  土手に出ました。もうすぐ市の人が土手の草を刈ってしまいますが、まだエノコロ草がフワフワしていて、また閉じたままのススキもたくさんはえています。ぼくがあるくたびに、バッタがあちらこちらで飛びはねて、小さいバッタがかわいいです。ブタクサもそろそろ花粉を出してシオカラトンボもたくさんとんでいました。

観察ポイント⑨  ここはトンネルがあり、大きなクモの巣をはってあちらこちらで獲物を狙っています。小さな虫がたくさんかかっていて、ぼくは小さいころクモが嫌いだったので、このトンネルを通れませんでしたが、通れるようになり自分の成長を確認できました。

観察マップ⑩  ⑦とは違う畑があります。オクラやミニトマト、里いもの大きな葉っぱが並びます。ミニトマトは、たくさん実をつけて、黄色のミニトマトもたくさんなっています。ぼくはミニトマトが大好きなので、いつも祖父が作っている畑のミニトマトを袋いっぱいもらって帰りました。オシロイバナの種をよく取りました。その種は手榴弾のような形をしているのがとてもユニークです。

一覧へ戻る