応募期間

2024年6月1日 (土)~ 9月30日 (月)

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受賞作品一覧
優秀賞
第30回 中学生の部

私と生き物たちの「名所案内in南王寺」

長田深優花

奈良県
智辯学園奈良カレッジ中学校
中学校1年生

全体説明

私は、奈良県王寺町に住んでいます。王寺町は、今とても、都市化が進んでいて自然が無くなってきているというのが現状であります。しかし、名所(寺院・古墳など)が多く、そこの自然はとても素晴らしい物です。私自身こんな自然があるとは知らず、お父さんに教えてもらい回って来ました。名所を順に言いますと、1. せせらぎ公園、2. 尼寺廃寺跡、3. 白山姫神社、4. 乳たれ地蔵、5. 畠田古墳、6. 考霊天皇片丘馬坂陵、7. 片岡神社、8. 達磨寺、9. 芦田池、10. 火幡神社という順で回りました。

私は回って来た名所と生き物を見て、数少ない人と共存している場所とは名所ではないのかと思いました。都市化が進んでいる王寺の名所の生物たちは皆、懸命に生きていて、生命の素晴らしさを感じました。では、私と生き物たちの名所案内in南王寺スタートです!

観察ポイントごとの説明

一. せせらぎ公園

ここは、葛下川と言って、昔は汚かったのですが、最近は地元の人の協力もあり、とてもキレイな川になり、ゆっくり休けいできる所です。ここには、シオカラトンボ、アメンボが生息していました。シオカラトンボは、日本全土にいる昆虫で、オスは成長すると体が黒くなり、白い粉をふきます。アメンボが木に浮くのは、中足と後足に木をはじく毛がはえているからなんです。

二. 尼寺廃寺跡

ここは僧寺と尼寺の関係が指摘される、北廃寺跡と南廃寺跡からなります。平成八年の調査で、塔の基壇下から日本一大王いといわれる心礎が出土しています。ここでは、ショウリョウバッタとヒグラシが生息していました。ヒグラシは「カナカナカナ…」と鳴くセミです。ショウリョウバッタは、オスよりもメスの方が多きく、生息地は本州、四国、九州だということです。

三. 白山姫神社

ここは、尼寺廃寺跡のすぐ近くにある神社です。白山比咩(メ)命、伊奘冉命(イザナギ)、伊奘諾命を併せて祀る神社といわれています。ここは、アブラゼミとミンミンゼミが生息していました。アブラゼミは、午前中ひとしきり鳴いたあと、真昼は鳴かず、夕方になると「ジリジリジリ…」と鳴きはじめます。ミンミンゼミは八月が最も多く、「ミーンミンミンミー」と鳴きます。

四. 乳たれ地臓

乳かけ地臓とも呼ばれ、母乳の出が良くなるという言い伝えがあります。ここでは、アゲハとモンシロチョウが生息していました。アゲハは、年5から6回発生します。日当たりのよい、しげみのふちを好み、ツツジなどの花に集まります。モンシロチョウは、日あたりのよい畑や草地によく見られ、初夏にキャベツ畑にむらがることが多いです。日本全土にいます。

五. 畠田古墳

ここは、自然いっぱいでした。私もこんな所に古墳があるとは思いませんでした。畠田古墳は7世紀頭に築城されたと考えられ、明神山塊から東南になだらかに派生する尾根の南斜面に立地しています。ここに生息していたのは、ミツバチとハナアブです。ミツバチ体に多くの毛があり花粉がつきやすいです。ハナアブは、体は黒色で顔面は黄色です。ハチのような毒針はありません。

六. 考霊天皇片丘馬坂陸

ちょっと、ここら辺にくると疲れてきます。しかし、ここにくると、気分が良くなりました。ここには七第天皇が祀られているそうです。ここに生息しているのは、ウマオイとキタテハです。ウマオイは「スイーチョンスイーチョン…」と鳴く虫です。キタテハは、ふつうに見られるタテハで、夏型は樹液を好み、秋型は、花のみつやくさった果実を好み、冬は成虫で冬をこします。

七. 片岡神社

ここは、王寺小学校の近くにあり、お祭りが大きく行われるそうです。古人は雨の神として尊信していたそうです。私は初めていきました。ここに生息していたのは、アシナガバチとアキアカネです。アキアカネは、ナツアカネとちがい、オスは複眼まで赤くならないそうです。アシナガバチは、名前の通りアシが長かったです。フタモンアシナガバチがアシナガバで最も大きいそうです。

八. 達磨寺

達磨寺は、古墳が三つありました。全て見てきましたが、一つ目と二つ目は、本堂の奥にあり、三つ目はなんと、本堂の中にあるんです!。びっくりしました。ここに生息していたのは、スズメです。日本全土いて「チュン」と鳴きます。豆知識ですが、達磨寺は日本でも有名なお寺なんです。是非、行ってみて下さい。

九. 芦田池

芦田池に生息していた生き物は、白サギ、ミドリガメ、ハゼ、カワトンボです。白サギは、関東以南にいて「ガア」と鳴くそうです。ハゼは小供でした。ミドリガメはとてもかわいくて、私のお気に入りでもありますが、きれいな緑色をしていました。カワトンボは、羽の色が地方によって変化します。とても大きな池で色々、生き物がいました。

十. 火幡神社

ここは、私たちの地域を守ってくれている神社です。ここに来ると、気分がすっきりしてとても気持ちが良いです。生息していた生き物はカナヘビです。カナヘビのしっぽは緑色になっていてとてもキレイでした。とてもすばしっこくて、びっくりしました。カナヘビとは、ヘビではないので、そこを気を付けてほしいです。

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