受賞作品一覧

自然に囲まれた道

佳作
米田優里
奈良県
智辯学園中学校
中学校1年生
第30回 中学生の部

全体説明

私は、私の家から高鴨神社までの道のりを観察しました。

なぜ、「自然に囲まれた道」という愛称をつけたかというと、私が家から高鴨神社まで観察しながら歩いているといろいろな動物や虫、木の葉のこすれあう音や鳴き声が聴こえたからです。その時私は、

「いつもなら気にしない音も聴いてみると、いろんな音がなっているんだなあ。」

と思い、おもしろかったです。

また、父や母からアドバイスをもらい、私が住んでいるところではめずらしくないけれど、都会ではめずらしい動物や植物も見つけ観察することができました。

これからも自然に目をむけ、いろいろな新しい発見をしていこうと思いました。

観察ポイントごとの説明

ポイントの一つ目は、私の家からすぐ近くの田んぼにたくさん生息するホタルです。

なぜ、ホタルを選んだかというと母に

「ホタルは都会におらへん、めずらしい生き物やで。」

と教えてくれたからです。

ホタルは私が小さいころ、父と捕まえて家族に見せてあげた思い出の虫です。でも、捕まえたら、すぐに死んでしまっていました。

 

ポイントの二つ目は、私の家から少し登ったところにいるサワガニです。

なぜ、サワガニを選んだかというと水族館で展示されていて他の人が見ていたからです。

最初は、

「どうしてそんなに珍しそうに見ているんだろう。」

と思っていましたが、都会にはそんなにいないことを最近知りました。本当に驚きました。

 

ポイントの三つ目は、かっこうです。

なぜかっこうを選んだかというと、最近かっこうの鳴き声を聴き、姿も見れたからです。私は、鳥を見ただけで見分けられませんが、何となく私の中ではかっこうを見た回数が少ないのでかっこうを選びました。

また、今音楽の授業でリコーダーで「かっこう」を吹いているからです。

 

ポイントの四つ目は、川や池で見つけたしじみです。

なぜ、しじみを選んだかというと私の中でしじみは川や池で生息しているイメージがないのと、父がめずらしいと教えてくれたからです。

よく見ると、しじみがたくさんいてすごかったけれど、気持ち悪かったです。

 

ポイントの五つ目は、つくしとふきのとうです。

なぜ、つくしとふきのとうを選んだかというと私が小さいとき父とつくしをとりに行きました。そのときは、つくしは知っていたのですがふきのとうは知りませんでした。なので、そのとき父に教えてもらい

「カリフラワーみたい。」

と思いました。

 

ポイントの六つ目は、秋にたくさん咲くヒガンバナです。

私が学校の登下校中、通学路の道ばたでもたくさん咲いていました。特に、私が描いたところは集中的に咲いていて、都会の人たちが写真を撮りにくる程です。

私もヒガンバナが好きです。なので、この生態系をくずさずこれからもたくさん咲いてほしいです。

 

ポイントの七つ目はカブトムシとクワガタです。

あそこの森は毎年、父と時々兄とカブトムシやクワガタをとりに行ったところです。いつもとりに行くと、クヌギを父がけるとたくさん虫が落ちてきます。そのころは、カブトムシやクワガタは触れましたが、今は触れないです。でも、あの森は思い出の森です。

 

ポイントの八つ目は野生化したニラです。

なぜ、野生のニラを選んだかというと野生化したニラはめずらしいと思ったからです。

父にも聞くと、

「たしかに、めずらしいな。」

と教えてくれました。

ニラはお店で包装されて売られているものしか見たことはありませんでしたが、今回のきっかけでニラの花も見ることができました。

 

ポイントの九つ目は、高鴨神社に生息する亀とコイです。

なぜ、高鴨神社に生息する亀とコイにしたかというとコイには小さいころからエサをあげていたからです。また、亀は私が学校の登下校中に見つけた亀をその池に放してあげていたからです。なので、あの池とは親近感があります。これからもあの池の生き物が増えてほしいです。

 

最後のポイントの十個目は、セミたちです。

なぜ、このセミを選んだかというと私が小さいころセミをつかまえようとしたらセミのオシッコがとんできたからです。そのオシッコはとてもくさかったです。

また、セミは成虫になってから一週間で死んでしまいます。その短い一生を一生懸命鳴いて子孫を残していかなければなりません。私はその時、人間で生まれてきてよかったと思いました。