応募期間

2024年6月1日 (土)~ 9月30日 (月)

応募用紙ダウンロード
受賞作品一覧
入選
第32回 中学生の部

朝のハイキングコース

尾崎 成美

奈良県
智辯学園奈良カレッジ中学部
中学校1年生

全体説明

朝はやっぱりハイキングをして、自然の澄んだ空気を吸うのが一番だ。

私のハイキングコースは、家から出発し、自分の町をまわるコースである。

ぜひ、みなさんには旗尾池にお花見をしに来ていただきたい。水と緑と花が融合した美しい景色を眺めにきてもらいたい。そして、自然いっぱいのこの場所で、新しい自然を発見してほしい。まだまだ沢山見つけられるだろう。

私もまた、ハイキングをしに行きたい。初めは、虫が嫌いでちょっと嫌だったが、家族で行くと、違う発見が出来て、すごく楽しい。見慣れた場所でも驚きがまっている。自然は私たちの心を和ませてくれる。今回の自然観察で、自然に興味がなかったのに、もっと自然を見つけて、自然とふれ合いたいと思うようになりました。

観察ポイントごとの説明

①私の家の庭は、自然の宝庫といえるくらい、沢山の草、花、木が生えている。虫も活発に動き回っている姿がみられる。中でも、多く生えていたのは、どこにでも生える雑草の一種、アレチノギクとカヤツリグサだ。色々な場所で生えている。そこに、すがたを隠しているのが、ショウリョウバッタ。ピョンピョンと飛び回っている姿が、とてもかわいい。

 

②旗尾池の周辺には桜の木が生えている。今は鮮やかな緑をしているが、春になると道路を美しいピンク色に染める。じゅうたんのように敷きつめられている。旗尾池、その奥に見える二上山(ふたかみやま)の景色とピンクが重なり合い、とても美しい光景が創り出されている。ここでは、お花見を楽しんだり、入学祝いの記念写真を撮っている人がいる。春にはぴったりの場所だ。

 

③この池で有名なの、ブラックバス。魚釣りにくるひとが多い。そして春に毎年家までやってくるミシシッピアカミミガメ。池からどうやってここまでくるのか不思議だ。何年か前には超巨大カメがやってきてビックリ。でもすごくかわいくて、逃がすのがさみしかった。来年もまた、やってきてほしいなあ。

 

④ここは想像していたより、虫の数・種類が多かった。「ジージージー」と大きな声で鳴いている。でも、木と似た色だし、どこにいるのだか分からない。先に見つけたのは父だった。私はアブラゼミの抜け殻しか見つけられなかった。セミは、夏の風物詩とも言える。三日間ほどで命は消えてしまうが、その三日間に強い生命力を感じられる。

 

⑤周辺は、草がボーボーである。池の下に、畑が広がっているのだが、草でふさがれていた。きれいな色をした、カナブンを見つけた。光り輝いていて、美しい。前にカラスのふんが落ちていて、その中にグチャグチャになったカナブンが混ざっていたが、その時とは全く違う姿だ。イナゴも池の周辺の湿った場所から飛び出してきたようだ。

 

⑥ご近所さんの家の庭から、立派なイチジクの木が出ていた。今はまだ、若い緑色をしているが、いずれ熟して食べる頃になると、カラスにもぎ取られてしまうのではないか。イチジクは、舌触りが良くて、甘い。その実にはハエがよくとまっている。去年はミカンがなっていたように思う。

 

⑦フヨウが溝のわきから生えていた。フヨウという花の名前は初めて聞いた。ムクゲと似ているようだ。サルスベリもいろいろな家で見かける。私の家には咲いていなかった。本当に表面がツルツルして滑ってしまいそうに見えた。ダリアも何輪か咲いていて、深紅の色がきれいだ。まぶしい空の青とよくお似合いだ。

 

⑧タカサゴユリが一輪、ツユクサが二輪と、さみしく咲いていた。ここは斜面になっていて、湿った土になっている。両者は、雑草の中でも美しい外見を持つ。ユリは、白くて人気の花だ。ツユクサは、ボウシバナとも言い、私が見かけたものは、20~30cmほどの高さをしていた。

 

⑨ここは、小さな畑と言うべきか。敷地の外からは、キウイとカキが沢山なっていて、キウイは一つ、もぎ取りたいくらいだった。また、カキの葉の青さに驚いた。何とも艶やかだった。

日当たりが良いのか…。太陽光パネルを何枚も何枚も設置していた。これらの植物を大きく育てるのに、ここはぴったりの場所なのかもしれない。

 

⑩トンボは大好き。ぐんじょう色の体をしていた。図鑑で調べてみたら、コフキトンボというのが同じ色をしていて「これかな。」と思ったが、体の大きさが、シオカラトンボの方がだいぶ大きいようだった。最近は、赤いトンボしか、ほとんど見かけない。トンボはすぐ逃げてしまうので、指でクルクルと回してみてから羽をつかんだ。肉食動物なので、噛まれたら、すごく痛そう。

一覧へ戻る