受賞作品一覧

ぼくの町~田寺東~

佳作
向原健司
兵庫県
淳心学院中学校
中学校1年生
第25回 中学生の部

全体説明

 僕は、自分の家の回りを歩いてみて、家の回りにはいろいろな生き物がいてびっくりした。それに、他のところではあまり見ることのできない葉が、3,4本の松の木、木の部分がとても太い桜の木などめずらしいものがあった。しかし、今いるセミやコサギや植物は昔に比べてみると、とても数が減っているように思った。だから、このまま10年も20年も何も対策をとらないと、今でも数が少ない生き物どころが、全ての生き物や植物がなくなるのではないかと僕は思った。だから、もっと生き物や植物などを大事に育てないといけないと思った。そのためには電機のつけっぱなし、車の燃料の使い方など二酸化炭素をできるだけ増やさないようにしたらいいと思う。そしたら、僕の家の回りにもたくさんの植物や生き物が増えてこの町は生き物や植物が多いな~と姫路城を見に来る観こうのお客さんに思ってもらえるぐらい植物を増やしたいです。

観察ポイントごとの説明

(1)

 家の近くの山では、いつもウグイスやアブラゼミがあたり前のようによく鳴いている。ウグイスは、野鳥なので夏の間は1匹だけで鳴いていてもおかしくないが、アブラゼミの場合は、おかしいと思う。なぜならセミの命は約1周間といわれているからである。だからセミは交代で鳴いていると思った。それにしても土の中に数年いても世界の中で自由に生きていけるのは約1週なので、セミもかわいそうだと思った。

 

(2)

 コトロシ池に行ってみると、カモとトンボがいた。僕が見ているとカモはエサをくれると思ってしまったのか近くまで来てくれた。カモには悪かったが、とても観察しやすかった。トンボは何トンボか分からなかったが、同じ場所を何かねらっているかのように、何回も回っていた。それを見た僕は何をねらっているのかとも思ったが何回も回ると目も回ってしまうのではないかといろいろなことを僕は考えた。

 

(3)

 コトロシ公園の近くの山は、クマゼミの鳴き声がよく聞こえた。他のポイントではあまり聞こえなかった鳴き声がよく聞けてうれしかった。クマゼミは「シャーシャ」とかわいらしい鳴き声で鳴いていた。しかし体は大きく日本最大の大きさで、全長約6.5㎝ある。セミの世界では大きいのかもしれないが、僕は小さいと思ってしまう。しかしセミは小さいもので、全長約3.5㎝のミンミンゼミもいるので、立派だと思った。

 

(4)

 七草公園でツクツクボウシを見た。ツクツクボウシは自分の名前をいうように鳴くセミである。ツクツクボウシの羽はとうめいでとてもきれいだった。そのとうめいな羽を近くで見た僕は感動した。全長約3㎝と小柄で夏の終わりを告げるセミともいわれているので夏ももう終りと思った。でもなぜ8月の前半に鳴いているのか不思議に思う。だから、ツクツクボウシが鳴くと夏の終わりというのはめいしんだと思った。

 

(5)

 田寺東山第二公園がある。僕たちの中ではどんぐり公園とよんでいる。なぜどんぐり公園とよばれているかというと秋になると、コナラやクヌギやしらかしやまてばしいなどいろいろな種類のどんぐりが落ちているからである。しかし今はこならの古くなったのが少しだけ落ちている。秋になると木の下にどんぐりが集まっている。どんぐりは、素足でふんでみると思っているよりも気持ちよかった。

 

(6)

 落ちていたマツの葉を拾ってみると、どれも2本ではなく3,4本ばかりであった。マツボックリを見るとどれも大きく立派なものであった。インターネットで調べると、4本の松の葉を財布に入れておくと大金持ちになれるという御利益がありめずらしいそうです。マツボックリはどこの部分にも針のようなとげがあり、さわってみるととても痛かったです。マツの葉にも2,3,4本があり全て同じではないことが分かりました。

 

(7)

 田寺山手公園には、毎年春にきれいにさく1本のサクラの木があった。そのサクラの木は、とても太く何年前から植えて、立派に育つのだろうかと僕は思った。田寺山手公園は他の公園と比べて大きくはないが、毎年一番サクラがきれいにさくのは田寺山手公園だと思う。なぜなら僕が4月ごろ自転車で淳心学院に行く時いつもいやされていたからだ。その気持は僕だけではなく他の人もそう考えるに違いない。

 

(8)

 辻井東山公園には何もいなかったが公園の近くのどぶにはアメリカザリガニがいた。アメリカザリガニがいる場所が、家の近くにあることがびっくりした。そのどぶにいたアメリカザリガニは全長約10㎝ぐらいのものであった。ザリガニは雑食性で大きなハサミを持っていてエビの仲間だ。アメリカザリガニは思っていたものよりも、赤くハサミに、はさまれるととても痛いだろうと思った。どぶにも生き物がいることが分かった。

 

(9)

 大池に行くと、サギがいた。僕はしばらくサギを見ていたが、サギは水辺をながめて動かなかった。最近はサギを見なかったがひさしぶりに大池でみた。サギはとても白く、くちばしや首や足が長く脚の短い水鳥である。水鳥なので川などに泳いでいる魚をつかまえるのは人間よりうまいだろう。サギは南の国から渡ってくるのも多い。だから渡り鳥だと思った。自分の家の回りにも、いろいろな鳥がいることが分かった。

 

(10)

 この時期には、もうオタマジャクシはもういないだろうと思いながら家の近くの田んぼのそばの川を見てみるとまさかのまさかオタマジャクシがいた。半信半疑にもう一度見てみると、やはりオタマジャクシだった。足がはえていて頭の部分が丸かったのでまちがいではないだろう。それにしてもそのオタマジャクシは自分の思っているよりもだいぶ速くびっくりした。そのオタマジャクシはいつになるとカエルになるのかと思った。