応募期間

2024年6月1日 (土)~ 9月30日 (月)

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受賞作品一覧
佳作
第29回 高校生の部

和泉多摩川周辺マップ

小野耕平

東京都
東京農業大学第一高等学校
高校1年生

全体説明

僕が調べた観察路は小田急線和泉多摩川駅を中心に約1kmの範囲の地図です。上は河口から25km地点、電車と土手の交差点は24km地点、(9)の観察ポイントのあたりに23km地点がそれぞれあります。

 小学校が23km地点周辺に誓ったため、観察ポイント(6)、(8)、(9)は小学校の授業で地元の詳しい人から道案内をしてもらうなど毎年行っていました。小学3年生の時に見つけた、おそらく野放しにされた、ノコギリクワガタをみつけたことがとても印象に残っています。他には、小学5、6年生のときに見つけたキジの雄が印象的でした。カワセミは小学4年のとき対岸の神奈川の登戸で初めて見ました。地元の商店街のイメージキャラクターとしてカワセミの色や形は想像できていましたが、本物を見たとき、とてもきれいで感動しました。

 今回のこの作品を作るにあたり様々な発見がありました。

観察ポイントごとの説明

 観察ポイント1は25km地点付近で、3.11のために一本折れてしまった五本松があり、近くの西河原公園では、「夏の夜に西河原公園で散歩したら、何かがぶつかって来て、みたらクワガタだった。」となじみの庄屋の方が言っていました。春になると桜がとてもきれいなので個人的には桜のイメージがあるのですが、近くに多摩川、夜遅くまでやっている施設があるため、光につられたのではないかと思っています。

 

 観察ポイント2は五本松から川沿いにホームレスが住んでいるあたりを抜けるとあります。ほぼ川岸です。対岸にはおそらく2mを越すであろう草が人があまり入らないため伸び放題でした。この辺りではとても多いアオサギがそこに悠然とたたずんでいまいた。川の中を見ていると品詞と思われるブラックバスがいました。とてもぐったりとしており、岸近くの川底にいました。目測ですが30cmぐらいあるのかなという所でした。

 

 観察ポイント3は草の丈が2m近くあり人は、おそらく釣り人と不法投棄をする人ぐらいしか入ってこないと思います。大きいショウリョウバッタやらよくわからない蝶等がいました。姿は見えませんでしたがチキチキチキという不快な音はおそらくカミキリムシの類が出した音だと思いました。ミツバチも少し飛んでいました。草むらから出ると向こう岸にアオサギが飛んでいました。途中にあった池にはオタマジャクシがいました。

 

 観察ポイント4は和泉多摩川駅周辺です。おそらくほとんどの電車が地上を通る駅と変わりません。駅近くの民家の木や街路樹にはなんらかのセミがついており、毎年のようにうるさい鳴き声がなっています。ハト、おそらくキジバトの巣はホームの上の鉄骨に作られていると推測されます。唯一、特筆すべき点があるとするならば、多摩川にかかっている橋には種類は忘れましたが、なんらかの鳥が住みついているという点です。

 

 観察ポイント5は犬の散歩や遊ぶための子供達が夕方によくいます。多摩川で過去に起きた水害の記念碑があります。近くには車やバイクの教習所があります。土手では3のポイントより小さいショウリョウバッタがいます。また、ちょくちょくモグラが掘った穴が開いています。しかし僕は一度もモグラの本体どころか死体も見たことがありません。また、魚のため、水門があるためサギ類の鳥が集まっていたりします。

 

 観察ポイント6は土手からは教習所しか見えないのに裏に周ると思いの他木や草が生い茂っています。しかし、ここはまだランニング目的の住民も来ます。しかし、少しでも川に近づくと釣り目的の人が6、7人はいます。ここのあたりでは鯉などが釣れます。草木が多い所に行くと熟練者か虫取りに来た親子、そして私のような目的の物好きな人ぐらいしかいません。一応道は作られているのですが素人が入り込めば最悪一時間迷うと思います。

 

 観察ポイント7は自宅周辺です。近くに多摩川があるため四季で違う鳥が集まります。年がら年中着てるのはスズメなどだと思います。うちの庭はやや広く、家庭菜園や果物の皮や種を埋めてる、また植物も多く必然的に虫も多いのでなかなかの好条件ではないかと僕は思っています。見たことはないのですがアオダイショウやヒキガエルも来るそうです。ヤモリやカナヘビも春に顔をよく出します。そのため、家の近辺にはいろいろいます。

 

 観察ポイント8は2m以上の草が生い茂り虫のオンパレードでう。近くの朽木にはコクワガタやらヒラタクワガタやらがいました。途中の池ではウシガエルや放されたかそれが繁殖したと思われるミドリガメがいました。僕は昔この近辺でノコギリクワガタをみました。8、9は水辺の楽校と呼ばれる地域で23km地点です。数年前は台風のせいで見るも無残な、とても荒れた状態でしたが、今はもう昔の姿を取り戻していました。

 

 観察ポイント9は8よりも川に近い、より奥に行った所です。はっきりいって8とほとんど違いがありませんが、この付近で見たゴマダラカミキリの交尾は今は虫嫌いの僕としてはとてもトラウマになっています。強いて違いを挙げるとするなら開けた場所が多く、大きい木がポツポツありました。川に出ると釣り人がとても多いポイントに出ます。大きな木の下に勝手にイスと本が置いてあったりしました。

 

 観察ポイント10は8、9よりも下流ですが、水門から水がながれているためこの一体の水は水道水と同じくらい澄んでいます。そのためここ一帯ではカワセミがかなりの高確率で見ることができます。背筋の青はとてもきれいでした。水中にはシマドジョウが群れをなして泳いでいました。ここに人はまったく来ません。そのため粗大ゴミやゴルフの道具が置いてあり、僕はとても残念に思っています。

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