応募期間

2024年6月1日 (土)~ 9月30日 (月)

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受賞作品一覧
入選
第33回 高校生の部

生き物の宝庫 緑であふれる観察路

竹田 衣吹

兵庫県
兵庫県立太子高等学校
高校1年生

全体説明

私が住んでいる所は、四方が山に囲まれていて田畑が多いため多くの生き物が生息しています。緑がたくさんで空気がきれいなことやお店などがなく人工照明が少ないことから限られた地にしか生息しないホタルなどといった生き物も身近で見ることができます。一方で、昔と比べるとイノシシや鹿などが人里で現れるようになり自然の境界線が崩れつつあるなどの問題も発生しています。

紅花やコスモスも特産のひとつとして親しみがもたれています。本当に自然豊で生き物の宝庫の様です。環境にも生き物にも優しい村であり続けれたらいいなと思います。

観察ポイントごとの説明

ポイント①山

近年、イノシシの出没が頻繁になってきました。昔と比べて、山にあるはずのイノシシの食料が激減しているために山から人里に畑の作物などを求めておりてきているようです。家族(親にうりぼうが何頭もつらなっている)でいる光景も目にしたことがありました。

ポイント②山

山の方に行ってみると、意外にもカブトムシやクワガタがいました。カブトムシは、主に広葉樹樹幹の垂直面で生息している。カブトムシやクワガタムシがいる木の近くに行くと樹液の独特の臭いがしてきます。またカブトムシ・クワガタムシ同様に卵→幼虫→蛹→成虫へと変態していく昆虫であり、木の側や落ち葉の下などの湿った土の中に幼虫を見かけたことがある。

ポイント③黒屎川

近場で唯一ホタルを見る事ができる場所です。夏の夜に見にいくと川周辺にポチポチ光っていてすごくきれいです。蛍の発光には種類があるようです。プロポーズをするさいの光、刺激された時の光、敵をおどろかせるための光があると知りました。

ポイント④近藤池

近藤池は流れが弱くヌートリアの生息地にぴったりの場所です。ここには多くの生き物がいます。近藤池ではバードウォッチングも行われています。

ポイント⑤近藤池

二本のひげが生えていて、体長五十センチから九十センチぐらいの大きさの鯉が近藤池に生息しています。食生は雑食や水草、小魚、水中の小動物などを食べているようです。黄色や白黒や赤白などの多くの種類の鯉が生息しています。

ポイント⑥小さな川

川や溝などで小さめのカニがいます。そこにはえびや小さな魚も生息しています。泥の多い溝などでザリガニも見かけることもありました。

ポイント⑦加茂神社

夏の風物詩といってもいいほど、夏の訪れを感じさせるセミ。アブラゼミやミンミンゼミの鳴き声が終始聞こえてきます。山の中にある神社のため、木や木の巣にセミの殻もたくさんついていました。

ポイント⑧田んぼ

田んぼや田んぼ付近の水路などでよく見かけます。サギの種類は多く、日本には十種類以上が生息しているようです。田植えの時期などによく目にします。田んぼの中のドジョウや昆虫などといった餌となる生き物を食べているようです。

ポイント⑨赤とんぼ

夏から秋にかけて田んぼなどの平地に出場します。赤とんぼは、体色の赤いトンボでアカネ属に属します。赤とんぼは日本の代表的な童話の一つでもありたつの市でも親しみのあるトンボです。毎年十月にコスモス祭りが行われますがコスモスと赤とんぼがいる光景も見ることができます。稲作の農法の変化や温暖化の影響もあり激減しているようです。

ポイント⑩河内小学校

私が通っていた小学校の仲間の泉に自然繁殖していたモリアオガエルがいました。カエルは水中に産卵するものがほとんどですが、モリアオガエルは水面上にでている木の枝の上などに粘液を泡立てて作る泡で包まれた卵塊を産みつけます。色は白っぽいです。直径は十から十五センチで卵に三百から八百個ほど産みつけられているようです。

【感想】

いつも何気なく通っていた道には思っていたより数多くの生き物が生きていることを今回の学習で知りました。イノシシや鹿など山で住むべき動物が人里までおりてきて農家にも影響がでているとよく耳にします。逆に考えてみれば、人間の生活スタイルの変化・地球温暖化などで生物や植物の生態系にも影響が大きくなってきている証拠だなと思いました。

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