応募期間

今年の募集は終了しました。ご応募ありがとうございました。

受賞作品一覧
佳作
第31回 高校生の部

私の市川探検マップ

川人 万純

兵庫県
賢明女子学院高等学校
高校1年生

全体説明

私はお父さんの仕事が休みの日曜日、よく二人で一緒に、家から歩いて五分ほどの市川へ魚釣りをしに行きます。あまり穴場として知られていない市川ですが、たくさんの魚を釣ることが出来ます。

この自然観察という名の釣りをした日は、朝からとても暑く、夏らしい大きな雲がモクモクと出ていました。この日は三時間ほどの釣りをしたのですが、今までで一番といっていいほど、とても多く釣ることが出来ました。

大きな魚や珍しい魚を釣った時の喜び、釣れるまでのわくわく…そんな思いが釣りに、そして市川にあります。

市川の上を通る阿保橋は私の通学路でもあります、

私が大人になっても、これからずっと多くの出会いがある市川でありますように。今年は私も、地区の市川周辺の草刈りに参加する予定です。

観察ポイントごとの説明

ポイント(1)スッポン

釣りを初めてすぐに、大きなてごたえを感じました。引き上げてみると、茶色っぽい石のような物が…。横にいたお父さんに「うわっ!スッポンやぞ!」と言われ、とても驚きました。私もお父さんも生きているスッポンを見たのも、ましてや釣ったのも初めてです。かまれると危ないので、釣り糸を切ってもらい、スッポンとはお別れしました。

ポイント(2)ウナギ

ウナギはあまり釣れることはないそうです。私も、とても小さいころにお父さんが釣ってきたウナギを見ただけで、自分で釣ったのは初めてです。天然のウナギはねずみ色に近い明るい色をしているそうですが、このウナギはどちらかというと栗っぽかったです。どうしてだろう…?また調べてみようと思います。

ポイント(3)ウグイ

少し場所を変えて、再びスタートです。まずえさにかかったのはウグイでした。ウグイはとてもきれいな色をしています。市川にウグイがいることはあまり知られておらず、釣った、と言うとびっくりされることもあります。最近では、地元の高校生らも市川に釣りをしに来ており、ウグイをねらっています。

ポイント(4)タヌキ

釣りをしていると、目の前にタヌキがこっちを見ていることに気が付きました。私が手を振るとタヌキは残念ながらすぐに逃げてしまいました。市川の草むらの中ではよくタヌキが隠れています。たまに草むらから出て来たタヌキが私の家の近くに遊びに着たりもします。魚だけでなく、こうした動物達と出会えることも市川の魅力の一つです。

ポイント(5)ナマズ

ナマズもウグイと同様、市川で釣れることをあまり知られていません。ナマズはお父さんの一番好きな魚であるらしく、釣った時は二人で顔を見合わせてハイタッチをしました。ナマズはえさにかかることが少ないので、このことはお父さんとの良い夏の思い出になりました。

ポイント(6)クサガメ

またまた場所を変えてスタートです。ふと足元を見ると、小さなクサガメが。私の家で飼っているカメと同じ色をしていたので、すぐにクサガメだと分かりました。少しさわって逃がしてやりましたが、そのあまりにものかわいさに、必ず探索マップに入れようと思った私でした。

ポイント(7)サワガニ

カメを逃がした後もしばらく足元を観察。お父さんに「石をどけてごらん。」と言われ、藻が付いたにゅるにゅるした石をどけてみると、赤いサワガニを発見しました。手にのせてみると、サワガニは私の手の上ですばやく動き回り、こそばかったです。私のつかまえたサワガニは足が一本ありませんでした。お父さんによると小さなカニに足がないのはよくあることだそうです。

ポイント(8)コイ

次に釣れたのはコイでした。通学途中でもよく、阿保橋の上から、群がっている魚達を目にしますが、あの魚達はコイだそうです。テレビなどで見る、赤と白のコイは品種改良によるものらしく、普通は黒やねずみ色をしています。私が釣ったものは少し小さめでした。

ポイント(9)ヌートリア

最近は、市川ではよくヌートリアを見かけます。この日もやはり、発見しました。ヌートリアは毛皮を目的としてアメリカから移入された動物です。日本には天敵がいないため、ますます数が増え、農作物などへの被害も大きいようです。外来生物による日本の自然への影響を考えると、少し怖い気持ちになります。

ポイント(10)シラサギ

市川でよく見ることができます。私の住んでいる地域では「ゴイサギ」と呼ばれているそうです。通学中にふと見上げるとゴイサギが飛んでいる姿を見ることもあり、「白鳥座みたいだな…」と。鳥のことはあまりくわしくないですが、私が一番親近感を覚えている鳥でもあります。

ポイント(11)スズメ

スズメはあまり珍しくないと思われるかもしれませんが、私の住んでいる町ではあまり見られることはないのです。実はこれは、日本全体で起きているそうで、三十年ほど前に比べると、五分の一ほどになっているらしく、今回書くことに決めました。原因は住宅街では巣が作れないからとのこと。私に出来ることは何かないのかな。

ポイント(12)オニヤンマ

魚が釣れなくなり、ふと空を見るとオニヤンマが…。トンボをぼーと見ていると、小学生のころにグラウンドで、ぼうしを片手にトンボを追いかけたことが思い出だされます。今日はとても良い日だったなー…としみじみと思いました。オニヤンマは川の流れに沿って飛ぶんだよ、と後でおばあちゃんに教えてもらいました。

ポイント(13)ヘラブナ

帰る準備をしていると、おじさんが遠くから声をかけてくれ、大きなへナブラを見せてくれました。市川にはヘラブナとマブナがいるらしく、ヘラブナはたまにとても大きなものが釣れるのだと教えてくれました。市川は本当に釣り好きにはたまらない釣りポイントです。魚との出会いはもちろん、こうした人との出会いも最高です。

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