応募期間

2024年6月1日 (土)~ 9月30日 (月)

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受賞作品一覧
優秀賞
第29回 小学生の部

ラムと行く鳴き声ひびくさんぽ道

瓦井里奈

栃木県
鹿沼市立池ノ森小学校
小学校6年生

全体説明

私の住んでいる家の周りは、とても自然豊かです。小さい森がいくつかあり、田んぼが多く、それにため池があります。そこには、鳥や魚たちがたくさんいます。なかでも、オオタカやサシバなど、私もめったに会えないけど、森林破壊により居住環境が悪くなり、数が少なくなってきている鳥たちもいます。

散歩をしていると、たくさんの鳴き声が聞こえます。耳をすまして聞いてみると、鳥や虫や動物たちが、オーケストラの様に鳴いています。その声の中で、チョウチョはひらひらまい、ザリガニは戦いを始め、鳥はえさを探して飛んでいます。

春夏秋冬、違う鳴き声だったり、昼と夜では、活動する生き物が違ったり、季節や時間の変化を感じられる散歩が私は好きです。

今、どんどん自然が無くなってきているので、絶滅危惧種の動物が、とても増えています。これ以上、虫や鳥や動物たちの環境が悪くならないようにしていけたらと思います。

観察ポイントごとの説明

ポイント1は、家のすぐ近くの森にいるタヌキです。少し前までは、あまり見かけなかったけど、すぐ近くの大きな森が切り開かれて、新しく工業団地が出来ました。たぶん、タヌキたちはとなり町から移住してきたんじゃないかなぁと思います。新しい工業団地の道には、時々、タヌキが車にひかれていることがあります。人間達にしてみれば、便利になっていくけど、そこに住む動物たちにしてみれば、迷惑なんじゃないかなぁと思います。

 

ポイント2は、ホタルとカワニナです。初めてホタルを発見したのは、お父さんです。夜にラムの散歩をしていたお父さんが、「緑色の発光物体が宙をまっている!!。」と言われて次の夜一緒に見に行きました。すると、やっぱり緑色の発光物体がいました。追いかけて葉にとまったところを見てみると、ゲンジボタルでした。小さい体で、明るい光を発しているし、その時は。ホタルを見たのが初めてだったので、すごく感げきしました。

 

ポイント3は、神社です。この神社は、周りが立派なスギの木に囲まれているので、たくさんの野鳥などの生き物がいます。その野鳥の中に猛禽類のサシバという鳥がいます。この鳥は、鳴き声が特徴的で、「ピックィー」と鳴きます。私は、この、おもしろい鳴き声とかっこいい姿が大好きです。それと、この神社には、クマバチが毎年巣を作っています。それなので、ひどい時には、神社に入るのが、危ない時があるので、少し怖いです。

 

ポイント4は、ため池のカワセミです。青くて、小さい体をしているのに、すごい速さで水の中に飛び込んで、一瞬で魚を口にくわえて飛び上がってきます。私が魚を捕まえようとどんなに素早く頑張っても、すぐ逃げてしまうのに、なぜ、私より体の小さいカワセミには、簡単にできるんだろう?と、すごく疑問に思います。そして、この近くには、広葉樹が多いので、カブトムシたちの対決やセミの合唱がこだまします。

 

最後のポイント5は、ブルーベリー畑です。苗を植えて一年目の時、新芽を全てノウサギに食べられてしまいました。二年目に、囲いを作り、ノウサギが入ってこれないようにしました。代わりに、ここがラムの一番自由な場所となりました。囲いの中では、リードを外して全力で走り回ります。時々、大きな穴を掘って、顔を真っ黒にしながら、もぐら叩きを始めます。そして。草むらでは、昆虫達が、夜遅くまで子守唄を歌ってくれます。

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