応募期間

2024年6月1日 (土)~ 9月30日 (月)

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環境大臣賞
第39回 小学生の部

やつコミュニティーセンターのいきものマップ

池田陽人

千葉県
習志野市立谷津小学校
小学校1年生

全体説明

さいしょにみつけたのはニホンヤモリだった。2022年1月に、ならしのしやつにひっこしてきた。それまでふなばししにんすんでいて、よくむしとりをしていたので、どこにどんなむしがいるのかわかっていた。トンボだったらあそこ、テントウムシだったらあっち、チョウだったらあのこうえん。でもやつでは、いきものがどこにいるかしらない。そんなとき、木のうらでニホンヤモリをみつけた。すごくドキドキした。てのなかにそっともって、はしっていえにかえった。

「やつにもいきものがいる!」とおもった。目をきらんとさせたぼくは、いきものちょうさをすることにした。やつコミュニティーセンターのまわりは、サクラやマツやくさがいっぱいある。はんとしで50しゅるいいじょうのいきものをはっけんした。みんなにも、やつにはいきものがたくさんいることをしってほしいとおもう。

観察ポイントごとの説明

<1 サムライアリのしゅうげき>

うんどうかいのひ、サムライアリがクロヤマアリをおそっているところをみた。サムライアリは、クロヤマアリのまゆやようちゅうをぬすんですにもってかえった。サムライアリたちの、どれいにするためだ。25メートルもはなれているのに、なんでクロヤマアリのすをはっけんできたんだろう。そのつぎのひみたら、もうクロヤマアリのすはガランとしていた。

 

<2 フジのはなでおしょくじちゅう>

フジのはなでクマバチがかふんをあつめていた。クマバチは、きいろのもふもふのけに、みじかいはねがチャームポイント。フジにはアカボシゴマダラもきていた。アカボシゴマダラはがいらいしゅ。となりのふなばししではいっぱいみていたけれど、ここにきたらすこししかみていない。なんでだろう?

 

<3 ザクロをとおるジャコウアゲハ>

4月にザクロの木でジャコウアゲハをよくみかけた。チョウのとおりみちになっているのかもしれない。つかまえようとしたのに、はやすぎて、たかくとんでしまった。すごくくやしい。6月にオレンジいろのはながさいたから、ザクロだとわかった。ザクロのはなは、おとうとのてのひらのおおきさとまったくおなじだった。

 

<4 いしのしたのひみつ>

いしをひっくりかえすと、ミミズやダンゴムシやナメクジがいる。なつになってから、ニホントカゲやアズマヒキガエルをみつけられるようになった。アズマヒキガエルはとってもおおきい。いしのすきまからはいれないはずなのに、どうやってはいったんだろう。もしかしたらあなをほって、またうめて、かくれていたのかもしれない。

 

<5 どこにでもいるキマダラカメムシ>

やつコミュニティーセンターで、いちばんせいそくしているカメムシは、キマダラカメムシだとおもう。なんでかというと、1日で9ひきもみたことがあるから。キマダラカメムシのあしはどくをもつようないろで、きいろとくろのシマシマもようだけど、どくはない。いつも「きょうもいた!」っていってるくらいおおい。

 

<6 そっこうにいたニホンヒキガエル>

そっこうにニホンヒキガエルがいた。ニホンヒキガエルはおうどいろで、やつコミュニティーセンターにはいないはずなのにいる。つまり、こくないがいらいしゅということ。カやエサになるむしがいて、しめっているから、ニホンヒキガエルにはてんごくかもしれない。

 

<7 バッタランド>

ここにはいっぱいくさがはえていて、ショウリョウバッタやマダラスズがいる。だからバッタランドとなまえをつけた。いえでニホントカゲやニホンカナヘビをかっているから、エサのバッタをつかまえるため、バッタランドにいつもいっていた。けれど、ときどきくさをかられて、バッタがいなくなっちゃった。そのときはたいへんなじたい!7月になって、くさはあるのになぜかショウリョウバッタがいなくなって、ちいさなオンブバッタがみつかった。
ここではシオヤアブもはっけんした。シオヤアブはほかのこんちゅうのたいえきをすう。ハエをつかまえてたいえきをすっていた。

 

<8 ソメイヨシノのなつのおきゃくさん>

7月になってもぜんぜんセミがなかなかった。ようやくみつけたアブラゼミは、ヒヨドリがたべてしまった。けれどそのおかげで、やつコミュニティーセンターにもセミがいることがわかった。こんどはじぶんがセミをつかまえたくて、まいにちさがしにいった。ついに7月のおわりに、ソメイヨシノの木でアブラゼミとミンミンゼミをつかまえた。

 

<9 カワヅザクラのセイヨウミツバチ>

ふゆのあいだ、ずっといきものがいなかったけれど、3月にカワヅザクラがさいたおかげで、セイヨウミツバチをはっけんできて、うれしかった。セイヨウミツバチはとびながらミツをすって、とってもいそがしそう。ぼくがいてもきにせずに、はたらいていた。セイヨウミツバチは、ひとがもちこんだハチだけど、ニホンミツバチとあまりちがいがない。

 

<10 ヤブカラシのレストラン>

なつになると、ここにヤブカラシの木がはえた。ヤブカラシの木には、アオスジアゲハやジャコウアゲハがいっぱいきていた。なんと10ぴきいじょう!けれど、たかくてつかまえられなかった。ここはおとうさんのでばんだ。おとうさんがあみをふりまわして、ジャコウアゲハをつかまえてくれた。やった!

 

<11 テントウムシランド>

3月31日、バッタランドのちかくのコンクリートにナナホシテントウのたまごやようちゅうをみつけた。4月5日、ついにサナギになった!ようちゅうはちょっとしかいなくなって、いっぱいサナギになっている。ぶじにせいちゅうになったらいいなぁ。ここをテントウムシランドというなまえにしよう。

 

<12 ニホンヤモリのかぞく>

おなじがっこうの4ねんせいのおにいさんが「たけのつつのなかにヤモリがいる」っておしえてくれた。のぞいてみたら、たしかにヤモリがいる。たけをたたいて、すきまからとびだしたヤモリをつかまえるさくせんにした。そのさくせんで3びきゲット!やつコミュニティーセンターは、ヤモリのせいそくちなのかもしれない。

 

<13 ぼうさいそうこのおうち>

ぼうさいそうこのしたで、ニホントカゲのこどもをいっぱいみた。ちいさいのもいれば、すこしおおきいこもいる。ぼうさいそうこのしたにはいられたら、もうてがとどかなくてつかまえられない。ニホントカゲはとてもすばやい。ちいさいこどもでもシュッってうごく。ここはニホントカゲには、あんぜんなおうちなんだとおもう。

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