応募期間

2024年6月1日 (土)~ 9月30日 (月)

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受賞作品一覧
環境大臣賞
第38回 小学生の部

ねいの里の大ぼうけん

櫻井千尋

富山県
富山市立中央小学校
小学校4年生

全体説明

私はこん虫さい集が大好きです。今年の春に大阪から富山に引っ越してきました。大阪にもこん虫はいたけれど、富山に来て比べ物にならないくらいこん虫がいてびっくりしました。虫がいそうな場所を探していたら、「ねいの里」に出会いました。最初に行った時に、見たことのないこん虫にたくさん出会えてとてもワクワクしました。さらに、分からないこん虫がいたら、ねいの里のしょく員の人達に聞くと親切に教えてくれるので、ここが大好きになりました。それから何回も通っています。
ねいの里はこん虫だけではなく、植物やは虫類や両生類もいます。しかもとてもめずらしい種類の生物も多いので、発見した時はこうふんして飛び上がってよろこんでしまい、気が付いたら時間がたくさんたってしまいます。き重な生き物も多いので、みんなで大事にして、いつまでもこの自然がこのままのこっていてほしい場所です。

観察ポイントごとの説明

<1.モリアオガエルとたまご>
モリアオガエルがたまごをうんでいる所は見ることはできませんでしたが、たまごはたくさん見ることができました。たまごの入ったあわは木の上にぶら下がっていて、オタマジャクシが生まれたら、池にポトポト落ちていくそうです。モリアオガエルは場所によっては絶滅危惧種になっているそうですが、富山ではよく見ることができます。

<2.尾根道>
尾根道では昆虫が少ないと思ったので、ねいの里の人に聞いてみたら、池や川のような水場が少ないから昆虫が少ないそうです。ただし甲虫はいるそうです。よく探してみると、リスがマツボックリを食べたあとの通しょう「エビフライ」を見つけました。本当にエビフライに似ています。
尾根道は日がよく当たってあたたかいのか、日なたぼっこをしているカナヘビがたくさんいました。6月ごろはササユリも見ることができます。

<3.ハッチョウトンボ>
ねいの里の中にあるハッチョウトンボの生息地で、初めはハチだと思っていたものが、よく見るとハッチョウトンボでびっくりしました。日本一小さいトンボで、世界的にも小さく、体長が2cmくらいです。町によっては天然記念物や、絶滅危惧種に指定されています。ねいの里では観さつするのはいいけれど、とってはいけないことになっています。小さいのにトンボの形をしていてかわいかったです。

<4.夜のねいの里>
7月3日、ホタルを見に行きました。最初はいなかったけれど、八時を過ぎたころ一匹光り出したと思ったら、急にホタルの光が増えたのでびっくりしました。ここにいるのはヘイケボタルなので、光は前に見たゲンジボタルと比べると弱々しくて小さかったです。オスはメスに比べたらたくさん飛んで動いていました。メスは葉っぱの所で動かずに光っていました。
ホタルを見た帰りに、道路の真ん中に見たことのないヘビを見つけました。最初はヤマカガシだと思い、さわらずに観さつしていましたが、よく見ると色がちがいました。写真をとって家で調べたら、シロマダラヘビということが分かりました。シロマダラヘビは夜行性で数もへっていて、発見することがめずらしく、まぼろしのヘビと言われているそうです。発見して新聞にのっている人を見て、わたしも新聞にのりたいと思いました。

<5.ホクリクサンショウウオ>
「サンショウウオのたく児所」という池でホクリクサンショウウオを見つけました。最初はオタマジャクシと思って見たら、頭の横にエラがひらひらと付いていて、ホクリクサンショウウオの赤ちゃんだと気づきました。ホクリクサンショウウオは石川県と富山県にだけ生息していて、体長は5cmくらいでサンショウウオの中では小型です。ふだんは森の中に住んでいて、さんらんの時期に池に来るそうです。

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