応募期間

2024年6月1日 (土)~ 9月30日 (月)

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受賞作品一覧
佳作
第25回 小学生の部

動植物の楽園 光ヶ丘公園2008 ~グルメ&昆虫&植物~

神保壮平

東京都
練馬区立旭町小学校
小学校5年生

全体説明

 僕の家のすぐ近くの光ヶ丘公園を紹介します。ここは、昭和の時代、成増飛行場であったり、グランドハイツという米軍基地だった所です。日本に返還されてから、大きな公園になりました。ただ埋立地ではないので、昔からの木なども残しているそうです。この公園には、四季のいろいろな花がさいたり、木の実が実ったりします。僕はこの公園の中を通って、買い物に行ったり、図書館やプールに行ったり、父とキャッチボールをしたりと、毎日のように利用しています。この絵地図のように、一度にいろいろなものが出てくるわけではありませんが、必ず何かしらの昆虫や鳥や草花を目にすることができます。今回は、僕が食べたことのある、おいしい公園の味をたどりながら、公園の昆虫や草花の様子などを紹介していきたいと思います。

観察ポイントごとの説明

(1)

 ここではクワを紹介します。め花にはうすピンク、お花には黄色の花をさかせます。初夏には実をつけ、最初に黄緑になり、やがてピンク、そして食べ頃の黒むらさきになります。甘ずっぱく、とてもおいしいのですが、やわらかく、つぶれやすい実です。昔、クワの実がつぶれ、果汁が服につきとれなくなったことがありました。クワの木の枝にはなぜかよく、カミキリムシがいます。

 

(2)

 光ヶ丘公園の中心部、芝生広場です。ここにはたくさんの草が生えていますが、僕が食べたことのあるのはカラスノエンドウとハコベです。いろいろな食べ方があるようですが、僕はゆでておひたしにして食べました。少しすじがあるような気がしますが食べられます。ここはバッタの好きなエノコロ草やめひしばなども生えており、夏にはたくさんの種類のバッタに出会うことができます。

 

(3)

 公園にはイチョウ並木があります。秋にはみんなが楽しみにしている、ぎんなんがなります。夏になると実も葉も緑になり、秋には黄色く色づき、落下します。においはくさいのですが、中の実はとてもおいしいです。この実は手でさわるとかぶれるのでビニール手袋などをして拾います。ひろったあと水につけて皮をむきます。夏には、このいちょう並木でも耳が痛くなるほどたくさんのせみの声がします。

 

(4)

 ヤマモモを紹介します。初夏に赤くてかわいらしい実をつけます。口に入れると甘ずっぱくおいしいです。あるおばさんがたくさんひろっているのを見かけたことがあります。果実酒にするそうで、赤くてとてもきれいないろだそうです。ここは公園の駐車場の近くですが、コンクリートのわれ目から雑草が生えてテントウムシなどの昆虫がよく飛んできます。

 

(5)

 ツクシ、ヨモギ、サクラがあたりに生えています。ヨモギはつむだけでよい香りがします。白玉団子をつくりました。ツクシは、味噌汁で食べました。少し苦く自然な味です。その原っぱの前にさくらの木があります。公園にはサクラの木がたくさんありますが実をつけるのは一つだけの木のように思います。とても小さな実なのであじわって食べるほどではありませんが、春の香りがします。

 

(6)

 ここにはどんぐりの木が集まっています。中でもおいしいのがスダジイでフライパンでいるととてもこうばしく、おいしいです。スダジイには固くて負けますが、マテバシイも食べることができます。ぼくはスダジイの方が好きです。この場所には夏になるとカナブンやチョウ、運がよければクワガタなどに出会うこともできます。

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